犬を飼った時にすること:狂犬病予防接種

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小学生向けに「獣医さんとやってみよう犬と猫の自由研究」というブログを運営しています。同じ記事になります。
自由研究のヒント:鑑札は自治体ごとに異なります。自分の住んでるところのデザインを調べてみると面白いかも!

犬を飼い始めた時に飼い主が行うことに狂犬病予防関連の手続きと予防接種があります。これは「狂犬病予防法」という法律で飼い主の義務となっています。
獣医師は農林水産省の管理のもと動物の治療を行なっていますが、この狂犬病予防法は厚生労働省の管理となっています。なぜでしょうか?実はかつて狂犬病は主に犬から人に感染し、死亡率の高い感染症だったのです。人に狂犬病はうつらないようにするために犬に狂犬病がかからないように、狂犬病予防方は作られたのです。昭和25年のことでした。この効果は絶大で、日本は世界でも数少ない狂犬病がないとされる「清浄国」となっています。


犬を飼い始めたら、まずは住んでいる場所の役所で飼い犬登録を行います。動物病院で代行も可能です。これはその犬の生涯1回だけ行います。この時に配られる「鑑札」は犬にとっての住民票のようなものなので首輪などにつけておくとよいでしょう。
転居や、残念ながら犬がなくなった場合などは役所もしくは動物病院で変更手続きを行います。

登録をすると「今年の狂犬病予防接種をしましょう」というハガキが3月頃になると届くので、狂犬病を予防するためのワクチンを4月から6月の間に動物病院や、ハガキに記載されているその地域の集合接種場所にいって注射します。

狂犬病予防接種をすると、「その年に狂犬病のワクチンを打ちました」という証明になる「注射済票」をもらえます。ペットホテルなどの受け入れで狂犬病などのワクチン接種を義務づけているところもあるので、いつでも見せれるように次の年になるまでは首輪などにつけておくか、すぐに引き出せる場所に保管しておくとよいでしょう。

自由研究のヒント:鑑札は自治体ごとに異なります。自分の住んでるところのデザインを調べてみると面白いかも!

参考文献
西東京市HP 

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