作家の年収ってどのくらい?気になる中身を公開!

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おはようございます。
ライター兼作家のjujuです。

ココナラにはたくさんのライターさんが登録されていますが、作家として商業出版経験がある方は少ない印象です。

※商業出版=出版社が企画し、執筆を依頼された作家などが文章を作成するもの

そんな未知の世界なこともあり、作家という仕事はどのくらいの収入が得られるのか。
気になる方も多いと思います。

という訳で今回は、話せる範囲で作家の収入を紹介したいと思います。

私がこれまでに商業出版に携わったのは5冊。

1冊目 中高生向けの小説
2冊目 中高生向けの短編集へ2作品収録
3冊目 レシピと小説をコラボした料理家さんと連名の本
(ないしょの夜おやつ:ナツメ社)
4冊目・5冊目 小学校高学年~中学生向けの短編集へ3~4作品収録
(ラストで君はまさか!と言う、デジャブ・望みの果て:PHP出版)

この5作品、実はそれぞれ契約内容が違います。

1冊目の小説は、私の名前で出版されたものです。
新人ながら1,000円程度の本を、かなり多めに刷って頂きました。

1冊当たりの印税×刷った冊数が原稿料になるのですが、第一版時に70万円程度を受け取ったと思います。

その後、本がたくさん売れれば重版がかかり、重版分の印税を受け取ることになるのですが、この小説は残念ながらあまり売れず、それ以上の収益には至っていません。

2冊目の短編集は、1作品いくらという計算で納品しました。
30名近い作家さんを集めての短編集だったので、1作品3万円程度、2作品で6万円程度を受け取った気がします。

3冊目の「ないしょの夜おやつ」は、料理家さんと私の連名でレシピと小説を掲載した本ですが、こちらも印税契約ではなく売り切りでした。

レシピ本関連はどんどん新しいものが出るので、事前に発行冊数が決まっているケースが多い印象です。

そもそも増版の予定がなく、売り切ったらおしまい、という考えなので、固定の金額になります。

書籍名を出していますので実際の金額は伏せますが、連名であること。
料理家さんの方がメインなこともあり、1冊目の自分名義の小説よりも低い価格と想像してください。

4~5冊目は、2冊目と同じ短編集ですが、大手出版社さんが手掛ける児童書ということもあり、こちらは印税契約になっています。

8名の作家で小説を書いているので当然、1人で書いている場合の8分の1程度の印税になります。

このシリーズは学校図書館にも置かれているなど人気の作品なので、何度も重版がかかっています。1回の金額が大きいという訳ではありませんが、今でも忘れた頃に重版の連絡が入るのは嬉しいです。


このように私は売れっ子作家ではありませんので、収入はそれほど大きいものではありません。

夢の印税生活……というのは、楽じゃないなと感じますし、作家1本で仕事されている方は、ほんとうに素晴らしいと思います。

お声かけ頂ければ、また作家としての仕事もしたいと思いますが、やはり今はライターメイン。

ライティング窓口から、小説のご依頼を頂くこともあり、楽しく書かせて頂いています。

無名の場合は大きな収入にはなりませんが、商業出版実績は大きな武器になりますので、作家の仕事をしたい方は、目指されても良いと思います。

作家の仕事が気になっている方。
これから作家を目指されたい方は、参考にしてみてください。

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