サービスを出品してから、ずっと“その瞬間”を待っていました。
誰かからのメッセージ。
「相談してみたいです」っていう、たった一言の連絡。
スマホの通知が鳴ったとき、手が震えてうまく操作できなかった。
本当に来たんだ。嘘みたいだった。
でも、それ以上に心の中は不安だらけで。
「ちゃんと話せるかな…」
「ガッカリされないかな…」
「“なんだこの人”って思われたらどうしよう」
実際のやりとりは、今思い出しても少し緊張が蘇るくらい、ぎこちない部分もあったと思います。
でも、相手の方が本当にあたたかくて。
ポツリポツリと、自分の気持ちを話してくれて。
私はただ、うなずいて、耳を傾けて、
「それはつらかったですね」って気持ちを受け止めることしかできなかったけれど…
最後の最後にこう言われたんです。
「こんなに話をちゃんと聞いてもらえたの、久しぶりでした。
ほんとに…話せてスッキリしました!ありがとう」
その言葉を聞いた瞬間、胸の奥がグッと熱くなって。
電話越しに涙をこらえるのに必死でした。
「ありがとう」って、こんなに人の心を動かす言葉だったんだって思った。
「誰かの役に立てた」って、
こんなにあたたかい感覚なんだって、初めて実感しました。
そこから、私の中で少しずつ何かが変わっていきました。
“売れたい”じゃなくて、“届けたい”
“選ばれたい”じゃなくて、“寄り添いたい”
それまで巷には「売れる方法」が溢れていて
そういう情報ばっかりに目がいきがちたけど、
本当に大切なのは、目の前のたった一人の気持ちに寄り添うこと
なんだって、教えてもらった気がします。
たった一回のご相談が、僕にとっては大きな転機でした。
ありがたいことに、リピートしてくださるかたもいらっしゃいます。
ほんとに本当にありがとうございます。
僕なりにやってきた工夫や、
小さな積み重ねについて書いてみようと思います。
このブログが、今ココナラをがんばっている誰かの支えになりますように。