「ウェブストーリー」が今後来る?

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皆様こんにちは、月間平均 100 万 PV の個人ブログ「Jetstream BLOG」管理人 & ライターの 石井順 です。

今回は、「ウェブストーリー(Web Stories)」という、Google が新たに提供しているストーリー形式コンテンツについてお話させていただきます。

「ウェブストーリー(Web Stories)」

「ウェブストーリー(Web Stories)」は、2020 年に Google が提供を開始した、画像、動画、音声、画像、テキストで作成する新しいコンテンツ形式です。

「ウェブストーリー」と言われてもわからないかと思いますが、Facebook や Instagram などのストーリーは知っている方も多いはず。最近では YouTube も「YouTube ショート」として短い動画コンテンツの提供を開始しているので、ストーリーを知らなくても見る機会は増えて来ているかと思います。

Facebook や Instagram のストーリー、そして YouTube の「YouTube ショート」は、専用サイトやアプリからしか見ることができないのですが、「ウェブストーリー」は Google 検索上などで回覧できるストーリーコンテンツとなる点や、自身のサーバーにホストできる点が特徴。つまり Facebook、Instagram のストーリーや「YouTube ショート」は作成してもそれぞれのサービスのサーバー内に保存される一方で、「ウェブストーリー」は自身のコンテンツとして保有しておくことができるわけです。

2020 年中に WordPress 専用「ウェブストーリー」プラグインも登場し、ブログ記事を書く要領で「ウェブストーリー」を作成して公開することもできるようになっています。

また「ウェブストーリー」のフレームワークには「AMP」が用いられているので、「ウェブストーリー」コンテンツ自体がかなり軽量となる点も特徴。(今のところ米国、インド、ブラジル限定で)Google 検索や Google Discover などにも「ウェブストーリー」専用表示枠が設けられそこに表示されるため、コンバージョンを期待することもできますし、もちろん一つのコンテンツとして Google にインデックスされるため、そもそもの検索流入を狙うこともできます。

メリット

「ウェブストーリー」最大の特徴というかメリットは、現在 Google が強く推し進め初めている点。WordPress 専用「ウェブストーリー」プラグインも当初のベータ版から正式版に昇華していて、その仕様も確立されています。

Google 検索や Google Discover などでの「ウェブストーリー」表示は、2021 年末現在、まだ米国、インド、ブラジルの 3 か国のみですが、2022 年柱にはさらに対応地域が拡大されるはず。そうなれば一気に導入事例も拡大されていくと予想されるので、日本における「ウェブストーリー」の今後の需要拡大も期待ができるわけです。

ちなみに「ウェブストーリー」内に URL リンクを貼ることはもちろん、Google アドセンス広告も設置できるので、しっかりと収益化も可能です。

「ウェブストーリー」は、今は WordPress のブログ内の一つのコンテンツとして付随しているような存在ですが、「ウェブストーリー」が一般化すれば、「ウェブストーリー」のみの WordPress コンテンツも増えてくるかもしれません。

デメリット

「ウェブストーリー」のデメリットは、作成が面倒な点です。WordPress 専用「ウェブストーリー」プラグインも出ていてテンプレートも用意されてはいるものの、汎用性が広い一方で画像や動画のサイズに制約があるなど、その作成に学習と慣れが必要となってきます。

ブログ記事の構成や YouTube 動画製作のように「ウェブストーリー」にもセオリーが出て来れば一般化も加速していきますが、まだどのメディアも「ウェブストーリー」に対して手探り状態。逆に言えば自身の「ウェブストーリー」コンテンツを確立できれば勝機はありますが、何が正しいか、何が良いかはまだ未知数です。

まとめ

「ウェブストーリー」、今のところ日本では認知度も低く今後の可能性も未知数ではありますが、だからこそ今から初めておくことで、一般化し始めたときにガバッとコンバージョンを獲得できるかもしれません。

私個人的には、今後「ウェブストーリー」は来ると思っています。今からブログを勉強しようと思っている方は、ブログではなく「ウェブストーリー」を勉強したほうが、収益化は近道かも。

どうせ今からブログを初めたところで収益化できるのは 1 年後とかなので、それならば「ウェブストーリー」の方がまだ勝てる見込みがある、ということも考えられるでしょう。

私も「ウェブストーリー」を勉強中なのですが、どう使えば効果的か、まだ活路を見い出せていません。
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