SEOを対読者と対Googleで切り分けてる奴は偽物

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皆様こんにちは、月間平均 100 万 PV の個人ブログ「Jetstream BLOG」管理人 & ライターの 石井順 です。

今回は、検索最適化「SEO(Search Engine Optimization)対策」についてお話させていただきます。ブログ指南メディアなどが「SEO 対策」を語る上で、対ユーザーと対 Google を切り分けている場合が多くあります。

が、しかし、こういうブログ指南メディアは、SEO の本質をわかっていません。私から言わせれば、単なる偽物。こういうブログ指南メディアから得られるものなど、一切ありません。

当たり前のことですが、Google の検索エンジンは当然 Google 作で、その検索アルゴリズムも Google が都度更新しています。しかし検索アルゴリズムの基となっているデータは、その時代のユーザーの嗜好や心理や行動です。それらをビッグデータとして蓄積、解析され、そして新たな検索アルゴリズムとして導入されているに過ぎません。

例えば、『Google が企業ドメインが優遇している』『個人ブログで YMYL(Your Money or Your Life)コンテンツは厳しい』『SEO をハックすれば勝てる』などと語っているブログ指南メディアが多くありますが、これら、視点を変えれば間違いではないものの、だいたい正解にたどり着けない誤った視点ばかりです。

Google が企業ドメインを優遇しているわけではなく、様々な情報が入り乱れている昨今、一般ユーザーのリテラシーも上がってきているため、企業が発信する正しい情報を求めるユーザーが多いだけ。

YMYL コンテンツも同様に、知識や経験、スキルだけでなく、しっかりとした資格や免許などを持っている方が正しく発信する内容を、ユーザーは求めています。どこの誰だかわからないような方が個人的な見解で綴る YMYL コンテンツなど、ユーザーは求めなくなっています。

これらを踏まえた上で、SEO をハックすることなど不可能。理解すべきは、今の時代、そしてこれからの時代のユーザーの思考や心理や行動です。SEO をハックするのではなく、ユーザーの思考や心理や行動を先読みすることで、先の時代の「SEO 対策」につながっていきます。

Google の検索アルゴリズムの基となっているのはユーザーの思考や心理や行動なので、「SEO 対策」は対ユーザーと対 Google で切り分けることができないわけです。むしろ、同一線上の話ということになります。

なので、切り分けているブログ指南メディアは偽物。

まとめ

ただ厳密に言えば、「SEO 対策」は対ユーザーと対 Google で分けられる部分もあります。その切り分けられた対 Google「SEO 対策」は、構造化データなどの Google が定義しているデータを、検索エンジンに正しく渡すこと。

構造化データは様々な種類がありますのでここでは詳しく語りませんが、基本的な構造化データはもちろん、少しテクニカルな応用的構造化データを用いることで、対 Google「SEO 対策」になるものがあります。まぁでも、対 Google「SEO 対策」などその程度ですし、構造化データを正しく渡すことで検索結果にコンテンツが表示される際に充実した情報量で表示されるだけなので、結局はそれも対ユーザー「SEO 対策」とも言えます。

ということで、まず「SEO 対策」を対ユーザーと対 Google で切り分けているブログ指南メディアの言うことなどは基本的に信じないことが大前提で、仮に切り分けているブログ指南メディアがあった場合は、対 Google「SEO 対策」の部分で構造化データを語っているのであれば聞く価値はある、程度に考えていただくといいでしょう。

『最新の SEO トレンド』とか言ってる奴が一番ダウト。こんな奴の言うことは絶対に聞く必要なし。
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