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学び
答えをすぐ教える前に。子どもの『考える力』を伸ばす3つの声かけ
記事
学び
早大セミナー福田|学習指導44年
2026/09/13 08:44
子どもが問題を前にして、
「分からない」
と言ったとき、どうしていますか?
私たち大人は、つい答えや解き方を教えたくなります。
もちろん、教えることが必要な場面もあります。
でも45年間、生徒たちを教えてきて感じるのは、
少し待って、別の問いを返してあげるだけで、子どもが自分で考え始めることがある
ということです。
特に、規則性やパズルのような問題では、その「少し待つ時間」がとても大切だと思っています。
①「どこまで分かった?」
「分からない」と言っていても、本当に全部分からないとは限りません。
たとえば、
「最初の2つまでは分かった」
「ここまでは同じように増えている」
「この数字だけ変な気がする」
など、何かに気づいていることがあります。
そこで、
「どこまで分かった?」
と聞いてみます。
すると子どもは、自分が今どこにいるのかを言葉にし始めます。
これは、答えを教えることとは違います。
自分の考えを整理するための手助けです。
②「何か決まりはありそう?」
規則性の問題では、これがとても有効です。
数字が並んでいる。
図形が並んでいる。
同じような形が続いている。
そんなとき、
「何か決まりはありそう?」
と聞いてみます。
すると、
「2ずつ増えている?」
「交互になっている?」
「こっちだけ形が違う?」
など、自分なりの仮説が出てきます。
正解でなくても構いません。
大切なのは、
自分で予想してみること。
間違ったら、また考え直せばいい。
私は、この「予想する→確かめる」という経験が、算数や数学の力につながっていくと思っています。
③「別の見方はできないかな?」
一つの見方で行き詰まったときには、
「別の見方はできないかな?」
と聞きます。
縦に見ていたものを横から見る。
数字だけで考えていたものを図にする。
全部を見るのではなく、一部分だけを見る。
すると、急に規則が見えてくることがあります。
この瞬間が面白いのです。
「あっ!」
と気づいたときの子どもの顔は、45年間教えてきても変わりません。
答えを教えない=放っておく、ではありません
ここはとても大切です。
「答えを教えない」といっても、
ただ黙って、
「自分で考えなさい」
と言うわけではありません。
子どもが止まっているなら、少しヒントを出す。
それでも難しければ、もう少し具体的なヒントを出す。
でも、できれば最後の答えそのものは、本人に見つけてもらう。
私はそのくらいの距離感が好きです。
ヒントは「少しずつ」がちょうどいい
ヒントにも段階があります。
最初から大きなヒントを出すと、ほとんど答えを教えるのと同じになってしまいます。
そこで、
ヒント1:見る場所を示す
ヒント2:考える方向を示す
ヒント3:かなり具体的にする
というように、少しずつ出していく。
すると、
「ヒント2で分かった!」
という体験ができます。
これも立派な成功体験です。
親子で「正解」より「考え方」を楽しんでほしい
規則性の問題を親子でやるとき、
正解したかどうかだけを見なくてもいいと思います。
「どうしてそう思ったの?」
「どこに気づいたの?」
「ほかの考え方はあるかな?」
そんな会話の方が、ずっと面白いことがあります。
そして時には、大人の方が引っかかる問題もあります。
それもまた楽しいものです。
親子で一緒に考える。
それ自体が、いい脳トレになると思っています。
そんな思いで「規則性の罠20問」を作りました
こうした考え方を家庭でも楽しんでもらえたらと思い、
「親子で挑戦!規則性の罠20問」
というPDF教材を作りました。
20問すべてオリジナル問題です。
子どもが取り組む問題編と、保護者向けの解説をセットにしています。
解説では、いきなり答えを教えるのではなく、
Lv1 → Lv2 → Lv3
と、段階的にヒントを出せるようにしています。
「もう少しだけ考えさせたい」
そんなときに使っていただければと思います。
▶ 「親子で挑戦!規則性の罠20問|答えを教えずに伸ばす 全問解説付きPDF」
https://coconala.com/contents_market/pictures/cmtine10101vcap0h4sbmqb6z
最後に
子どもが
「分からない」
と言ったとき、
すぐに答えを教える前に、ほんの少しだけ聞いてみてください。
「どこまで分かった?」
「何か決まりはありそう?」
「別の見方はできないかな?」
その一言から、
子ども自身の
「あ、分かった!」
が生まれるかもしれません。
その瞬間を、ぜひ一緒に楽しんでいただけたらと思います。
#子育て
#家庭学習
#思考力
#算数
#脳トレ
「覚えられない」子に、もっと繰り返せと言う前に
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