答えをすぐ教える前に。子どもの『考える力』を伸ばす3つの声かけ

答えをすぐ教える前に。子どもの『考える力』を伸ばす3つの声かけ

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学び
子どもが問題を前にして、

「分からない」

と言ったとき、どうしていますか?

私たち大人は、つい答えや解き方を教えたくなります。

もちろん、教えることが必要な場面もあります。

でも45年間、生徒たちを教えてきて感じるのは、

少し待って、別の問いを返してあげるだけで、子どもが自分で考え始めることがある

ということです。

特に、規則性やパズルのような問題では、その「少し待つ時間」がとても大切だと思っています。

①「どこまで分かった?」

「分からない」と言っていても、本当に全部分からないとは限りません。

たとえば、

「最初の2つまでは分かった」

「ここまでは同じように増えている」

「この数字だけ変な気がする」

など、何かに気づいていることがあります。

そこで、

「どこまで分かった?」

と聞いてみます。

すると子どもは、自分が今どこにいるのかを言葉にし始めます。

これは、答えを教えることとは違います。

自分の考えを整理するための手助けです。

②「何か決まりはありそう?」

規則性の問題では、これがとても有効です。

数字が並んでいる。

図形が並んでいる。

同じような形が続いている。

そんなとき、

「何か決まりはありそう?」

と聞いてみます。

すると、

「2ずつ増えている?」

「交互になっている?」

「こっちだけ形が違う?」

など、自分なりの仮説が出てきます。

正解でなくても構いません。

大切なのは、

自分で予想してみること。

間違ったら、また考え直せばいい。

私は、この「予想する→確かめる」という経験が、算数や数学の力につながっていくと思っています。

③「別の見方はできないかな?」

一つの見方で行き詰まったときには、

「別の見方はできないかな?」

と聞きます。

縦に見ていたものを横から見る。

数字だけで考えていたものを図にする。

全部を見るのではなく、一部分だけを見る。

すると、急に規則が見えてくることがあります。

この瞬間が面白いのです。

「あっ!」

と気づいたときの子どもの顔は、45年間教えてきても変わりません。

答えを教えない=放っておく、ではありません

ここはとても大切です。

「答えを教えない」といっても、

ただ黙って、

「自分で考えなさい」

と言うわけではありません。

子どもが止まっているなら、少しヒントを出す。

それでも難しければ、もう少し具体的なヒントを出す。

でも、できれば最後の答えそのものは、本人に見つけてもらう。

私はそのくらいの距離感が好きです。

ヒントは「少しずつ」がちょうどいい

ヒントにも段階があります。

最初から大きなヒントを出すと、ほとんど答えを教えるのと同じになってしまいます。

そこで、

ヒント1:見る場所を示す

ヒント2:考える方向を示す

ヒント3:かなり具体的にする

というように、少しずつ出していく。

すると、

「ヒント2で分かった!」

という体験ができます。

これも立派な成功体験です。

親子で「正解」より「考え方」を楽しんでほしい

規則性の問題を親子でやるとき、

正解したかどうかだけを見なくてもいいと思います。

「どうしてそう思ったの?」

「どこに気づいたの?」

「ほかの考え方はあるかな?」

そんな会話の方が、ずっと面白いことがあります。

そして時には、大人の方が引っかかる問題もあります。

それもまた楽しいものです。

親子で一緒に考える。

それ自体が、いい脳トレになると思っています。

そんな思いで「規則性の罠20問」を作りました

こうした考え方を家庭でも楽しんでもらえたらと思い、

「親子で挑戦!規則性の罠20問」

というPDF教材を作りました。

20問すべてオリジナル問題です。

子どもが取り組む問題編と、保護者向けの解説をセットにしています。

解説では、いきなり答えを教えるのではなく、

Lv1 → Lv2 → Lv3

と、段階的にヒントを出せるようにしています。

「もう少しだけ考えさせたい」

そんなときに使っていただければと思います。

▶ 「親子で挑戦!規則性の罠20問|答えを教えずに伸ばす 全問解説付きPDF」



最後に

子どもが

「分からない」

と言ったとき、

すぐに答えを教える前に、ほんの少しだけ聞いてみてください。

「どこまで分かった?」

「何か決まりはありそう?」

「別の見方はできないかな?」

その一言から、

子ども自身の

「あ、分かった!」

が生まれるかもしれません。

その瞬間を、ぜひ一緒に楽しんでいただけたらと思います。
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