模範解答を読んでも分からない子は、どこでつまずいているのか
「模範解答を読ませても、分からないと言う」
「説明は書いてあるのに、なぜ理解できないのだろう」
算数・数学の学習では、このようなことがよくあります。
これは、お子さまの理解力が低いからとは限りません。
模範解答とお子さまの間に、説明されていない一段階があることが多いのです。
模範解答は「正しい解き方」を示すもの
模範解答は、限られた紙面で正しい解法を伝えるため、説明が簡潔になっています。
そのため、
・なぜこの式を立てるのか
・どの条件に注目すればよいのか
・なぜこの公式を使うのか
・前の式から次の式へどう変形したのか
といった部分が省略されることがあります。
すでに考え方を理解している人には十分でも、途中でつまずいているお子さまには、その省略された部分こそが必要です。
つまずきにはいくつかの種類があります
同じ「分からない」でも、原因はさまざまです。
1.問題文を正しく読み取れていない
条件を見落としていたり、文章を図や式に置き換えられなかったりするケースです。
2.解法を選ぶ理由が分からない
公式は覚えていても、「なぜこの問題で使うのか」が結びついていないことがあります。
3.式変形の途中が分からない
模範解答では一行で進んでいる計算も、お子さまにとっては複数の段階に分ける必要があります。
4.考え方は合っているが、計算で間違えている
単純な計算ミスに見えても、途中式を省略する癖や、符号・単位への理解不足が原因の場合があります。
答案や途中式にはヒントがあります
お子さまが実際に書いた答案を見ると、
・どこまでは理解できているか
・最初に考え方がずれた箇所
・同じようなミスを繰り返していないか
を読み取れることがあります。
大切なのは、最初からすべて説明し直すことではありません。
理解できている部分は残し、つまずいた箇所だけを丁寧に補うことです。
そうすることで、お子さま自身も「全部分からなかったわけではない」と感じやすくなります。
分からない数問だけ、個別に解説する方法もあります
家庭教師や個別指導を追加するほどではないけれど、模範解答だけでは理解できない問題が数問ある。
そのような場合には、その問題とお子さまのつまずきに合わせた解説を用意する方法もあります。
私は、算数・数学の問題について、
・お子さまに合わせた解説PDF
・答案や途中式をもとにした、つまずきの分析
・繰り返し視聴できる解説動画
・理解を確認するための類題
を作成しています。
「この一行だけが分からない」といったご相談でも大丈夫です。
塾や模範解答で埋まらなかった理解の穴を、お子さまに合う言葉で丁寧に補います。