前回の話題からの延長なんですが、実は休めない時間を自分で作り出しているかもしれない、という話。
たとえば、これまでアナログでやってきた仕事。
「今は忙しいから」「余裕がないから」という理由で、いつまでもデジタルに切り替えられずにいる、なんてことはありませんか。
でも実は、そこを一度きちんと整理してみると、"本当はやらなくてもよかった仕事"が見えてくることがあります。
だとすれば、その仕事を必要以上に続けていること自体が、自分で自分の休めない時間を作っている、ということになります。
厄介なのは、これが"頑張り"に見えてしまうところ。
忙しくしていること自体が、なんとなく働いている実感につながってしまうんですよね。
誤解してほしくないんですが、頑張ること自体が悪いわけじゃありません。
ただ、方向性がずれた頑張りを続けていると、結果はむしろ遠のいていくし、疲弊だけが積み重なっていく。
何かに任せたり、自分の代わりになるものに頼ったりするのは、一見サボりや楽をすることのように聞こえるかもしれません。
でも、それがあなたじゃなくてもできることなら、思い切って手放してみる。そのぶんの力を、本当にあなたが必要とされていることや、あなたにしかできないこと、あなたが輝けることに使う。
それこそが、「本来の力を発揮するため」の"環境づくり"なんだと思います。
もちろん、変えるのは簡単じゃありません。
慣れたやり方を手放すのは面倒だし、覚え直す時間なんて今はない、という声も聞こえてきそうです。
一旦は今より効率が落ちて、かえってぐっちゃぐちゃになったりもします。
変化を避けてしまうのは、意志が弱いからとか頑固だからとかじゃありません。
人間に備わっている、"現状維持バイアス"という心の癖のせい。
変わって良かったと思えることより、変わって失敗するかもとか後悔するかもという不安や恐怖の方を、なぜか強く想像してしまう。
だから今のやり方がどんなに非効率でも、"知ってるから"という理由だけで安心できて、そっちを選びがちになるんです。
でも、その目先の面倒くささや煩わしさのせいで、この先ずっと続いていく可能性を、自分たちで潰してしまってはいないでしょうか。
たとえば…食洗機。
コストや置き場所を気にして、何年も手洗いを続けている人は多いはずです。
でも思い切って買ってみると、毎日の食器洗いにかかっていた時間が、まるごと自分の時間に変わる。
変えてみたら、あの時間はもっと早く手に入れられたはずだと気づく人も多いはずです。
今こそ、整理をするタイミングなのかもしれません。
目先の手間を守るか、その先の時間を取りにいくか。
本当は、どちらを選びたいですか?
なんだかんだ書きながら、わたしもまだまだ課題です。