楽天市場に出店し、商品ページへのアクセスは増えてきたのに、なかなか注文につながらない。
そんなとき、「もっとアクセスを増やしたほうがいいのでは?」と考える店舗さんも少なくありません。
しかし、アクセスがあるのに売れていない場合は、集客よりも商品ページの「転換率」を見直すことが先です。
転換率とは、商品ページを見た人のうち、実際に購入した人の割合です。
アクセスを増やしても、商品の魅力や購入条件が伝わらなければ、売上にはつながりません。
私が楽天店舗の相談を受けるときも、アクセスがある場合は、まず商品ページがお客様の不安や疑問を解消できているかを確認します。
この記事では、アクセスはあるのに売れないときに確認したい5つのポイントを、出店初期の店舗さんに向けてわかりやすく解説します。
1.商品ページを開いた瞬間に、何の商品か伝わるか
最初に確認したいのは、商品ページを開いた瞬間に「何の商品で、どんな人に向いているのか」が伝わるかどうかです。
お客様はページを最初から最後まで、必ず読んでくれるわけではありません。
最初に表示される商品画像や商品名を見て、自分に必要な商品かどうかを短い時間で判断します。
商品の特徴がわかりにくかったり、伝えたい情報が多すぎたりすると、内容を読む前にページを閉じられてしまうことがあります。
まずはスマートフォンで商品ページを開き、最初の画面だけで商品の種類・特徴・価格が理解できるかを確認してみましょう。
店舗側が伝えたいことよりも、お客様が最初に知りたいことを優先して見せることが大切です。
2.商品画像で購入後をイメージできるか
次に確認したいのは、商品画像を見たお客様が、購入後の使用場面をイメージできるかどうかです。
商品画像は、商品をきれいに見せるだけではなく、大きさ・素材・色・使い方などを伝える役割があります。
たとえば、サイズだけを数字で記載しても、実際の大きさがわかりにくいことがあります。
人が持っている写真や、家具・食器など身近なものと一緒に写した写真があると、サイズ感が伝わりやすくなります。
また、使用している場面や商品の細部がわかる画像があると、お客様は購入後の生活を想像しやすくなります。
画像を増やすことだけを考えず、「この画像で、お客様のどんな疑問を解消するのか」を決めて作ることが大切です。
3.価格・送料・納期がわかりやすいか
お客様が商品を気に入っても、支払う金額や商品が届く日がわかりにくいと、購入を迷ってしまいます。
特に確認したいのは、商品価格だけではなく、送料を含めた合計金額と発送までの日数です。
地域や購入金額によって送料が変わる場合は、その条件をわかりやすく伝える必要があります。
また、「通常発送」「取り寄せ」などの表現だけでは、お客様がいつ受け取れるのか判断しにくいことがあります。
発送の目安や、指定できる配送日時などを、購入前に確認できるようにしておきましょう。
価格・送料・納期について、お客様がページ内を何度も探さなくてもわかる状態が理想です。
4.購入前の不安を解消できているか
お客様は商品を購入する前に、「自分に合うだろうか」「写真と実物は同じだろうか」「もし問題があったらどうなるのか」など、さまざまな不安を感じます。
その疑問が解消されないままだと、商品に興味があっても購入を見送られることがあります。
サイズ・素材・使用方法・お手入れ方法・返品や交換の条件など、購入前に気になりやすい情報をわかりやすく記載しましょう。
問い合わせで同じ質問が何度も届いている場合は、その回答を商品ページへ追加するのも効果的です。
出店初期はレビューが少ないため、商品の特徴や注意点を店舗側が丁寧に伝えることが特に大切です。
良い部分だけでなく、使用時の注意点や個体差なども先に伝えることで、購入後の行き違いを防ぎやすくなります。
5.スマートフォンで読みやすく、購入しやすいか
商品ページは、パソコンで見ると整っていても、スマートフォンでは見え方が大きく変わることがあります。
画像の文字が小さすぎないか、文章が長く続いて読みにくくなっていないかを確認しましょう。
特に、商品の大切な特徴や購入条件がページの下のほうにあり、何度もスクロールしなければ見つからない状態には注意が必要です。
また、カラーやサイズなどの選択肢が多い商品は、選び方がわかりやすく表示されているかも確認します。
実際にスマートフォンで自分の商品を検索し、商品ページを開いて、購入ボタンまで進んでみましょう。
お客様と同じ流れで操作すると、読みにくい部分や迷いやすい箇所を見つけやすくなります。
まとめ|アクセスを増やす前に商品ページを見直そう
アクセスはあるのに売れないときは、さらに集客を増やす前に、次の5つを確認してみましょう。
・商品ページを開いた瞬間に、何の商品か伝わるか
・商品画像で購入後をイメージできるか
・価格・送料・納期がわかりやすいか
・購入前の不安を解消できているか
・スマートフォンで読みやすく、購入しやすいか
商品ページを見たお客様が途中で迷ったり、不安を感じたりすると、アクセスがあっても注文にはつながりません。
すべてを一度に変えようとせず、まずは自分の店舗でわかりにくい部分から、ひとつずつ見直してみましょう。
アクセスはあるのに、自分の店舗ではどこから改善すればよいかわからない方へ。
楽天市場運営25年の経験をもとに、店舗や商品の状況を確認し、優先して取り組みたい改善点を3つに整理してお伝えしています。
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