こんにちは!ココナラで【トランスジェンダー・育児・家族・脳卒中】の当事者電話相談をお受けしている、くまごろうパパです。
今日は、性別違和(性同一性障害)についてお話ししていこうと思います。
よく聞かれる質問に、それっていつ頃からなの? というのがあります。
色々個人差はあると思いますが僕は生まれつきだと思ってて、記憶として意識したのは物心ついたころにはもうそうだった。が正解かなーと思っています。
今日はそんな幼児期、そして自分の記憶にはないエピソードも含め書いてみようかなと思います!
僕は母が20歳の時、「女の子」としてこの世に生を受けました。
当時のアルバムを開くと、そこにはフリルがついた可愛らしい服を着せられた僕が写っています。
正直、少し前まではその写真を見るたびに、胸の奥がザワザワするような嫌な気持ちになっていました。でも、紆余曲折を経て「今の僕」になれた今は、当時の写真を見てこう思います。
「……あれ、この赤ちゃん、めちゃくちゃ可愛くない?(自画自賛)」(笑)
一番古い「性別違和」のエピソードは、記憶がまだない2歳の頃。
母が僕に帽子を買おうと、可愛らしいチューリップのような形の帽子を被せようとした時のことです。
僕はそれを断固拒絶し、隣にあった野球帽風のいわゆる「キャップ」を掴んで離さなかったそうです。2歳にして、自分のスタイルを貫く頑固さ。今の僕の根性は、この頃すでに完成していたのかもしれません(笑)。
その後、両親は離婚。僕は母方の祖父母と暮らすことになります。
このあたりの、少しディープな話は、また別のシリーズでじっくり書かせてください。
育ててくれた祖母は当時、まだ43歳。今の僕よりも年下です。
世間一般の「おばあちゃん」のイメージよりずっと若く、優しくも厳格な人でした。今の僕の礼儀や常識の土台を作ってくれたのは、間違いなく彼女です。
祖父母は家の一階で、居酒屋のようなお店を営んでいました。
いつもお店にいたおじいちゃんは、僕を可愛がってくれる一方で、なかなかのイタズラ好き。
机の上にわざとアイスクリームの空袋を置いて、
「あー、美味しかった!一個しかなかったけど、食べちゃったよー」
なんて言うんです。僕が半べそをかき始めると、ニヤリと笑って、隠していた本物のアイスを差し出してくれる。
そんな「愛のあるイタズラ」に一喜一憂していた、穏やかな時間がそこにはありました。
幼稚園に入ると、違和感は少しずつ形になっていきました。
男女別で並ぶ時、僕は吸い寄せられるように「男の子の列」へ。
先生に「こっちよー」と女の子の列へ連れ戻されるたび、「なんであっちじゃダメなんだろう?」と不思議でなりませんでした。
そんな僕の、人生初の恋のお話。
相手は、近所のパン屋さんにいた「聖子ちゃんカット」の高校生のお姉さんです。
祖父母の家の中に一部屋だけ、窓を開けるとすぐ隣の家の窓が見える場所があったんですけど、僕はいつも、その閉まったままのカーテンを見つめながら、こんな妄想をしていました。
「ある日、あのカーテンがサッと開いて、中からあのお姉さんが現れるんじゃないか……」
back numberの曲になりそうな、名付けて『高嶺のパン屋さん』(笑)。
お姉さんに会いたい一心でおばあちゃんにパンをねだり、せっせと胃袋に収めていた僕は、今思えばかなりの「ロマンチストなませガキ」でした。
祖母はきっと「この子は本当にパンが好きなんだねぇ」と目を細めていたことでしょう。ごめんね、おばあちゃん。
この頃はまだ「性別違和」なんて言葉も知りません。世の中にも浸透していないし、ガイドラインの制定もありません。LGBTQ+という言葉も。
僕は子供ながらに、「女の子なのに女の子が好きなこと」や「男子に混ざりたいこと」は、なぜか「人に話してはいけない気がする」と本能で感じていました。
誰にも言えない秘密を抱えたまま、僕は小学生へと上がっていきます。
そこでは、この違和感がさらに形を変えて僕を揺さぶることになるのですが……。
そのお話は、また次回に。
「あー、自分もそんな感じだった!」という当事者の方も、「へぇ、子供の頃からそんな感覚なんだ」と思われた方も、ぜひ続きを覗きに来ていただけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
もし今、あなた自身が性別のことで悩んでいたり、周囲に言えないモヤモヤを抱えているなら、どうか一人で抱え込まずに私にお声を聴かせてくださいね。
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