一棟物件の長期収支を正しく評価するには、「修繕積立金が経費にならない」という税務上の構造を踏まえたうえで、大規模修繕のタイミングと金額を長期シミュレーションに織り込む必要があります。
ここを無視したシミュレーションの場合、10年後・20年後に“想定外のキャッシュアウト”に陥る可能性があります。
今日は、一棟マンション・アパート投資で必ず知っておくべき “大規模修繕の本質” についてお話しします。
■ 区分マンションは「修繕積立金=経費」になる
区分マンションの場合、大規模修繕は管理組合が主体となって進めます。
そのため、オーナーは毎月「修繕積立金」を支払いますが、これは管理組合に収納されるため、賃貸事業の経費として計上できます。
つまり、
修繕積立金を支払う
その分、毎年の経費が増える
キャッシュフローが安定しやすい
という構造になっています。
■ 一棟マンション・アパートは「修繕積立金が経費にならない」
一方、一棟物件の場合は事情がまったく異なります。
大規模修繕はオーナー自身が行うため、 修繕積立金を積み立てても経費として認められません。
つまり、
修繕積立金を積み立てても経費にならない
実際に工事をした年に、まとめて経費計上
数百万〜数千万の支出が“その年に一気に”発生する
という構造になります。
ここが非常に重要です。
■ 大規模修繕の年にキャッシュフローが“崩壊”するリスク
例えば、 10年後に外壁・屋上防水・鉄部塗装などで1,500万円の修繕費が必要になるとします。
その年の賃貸収入だけで捻出できなければ、 どうなるでしょうか。
借入を増やす
手元資金を取り崩す
最悪、売却を検討せざるを得ない
こうした事態が起こり得ます。
だからこそ、長期の収支シミュレーションで大規模修繕費を織り込むことが絶対に必要なのです。
■ 私が作成するシミュレーションの特徴
(ココナラで提供しているサービス)
私は一棟物件の収支シミュレーションを作る際には、次のような“実務に近い方法”で作成しています。
① 毎年のキャッシュフローを算出
家賃収入・空室損・管理費・修繕費・税金・返済などを年次で計算します。
② キャッシュフローから「修繕積立金」を設定
経費にはならないものの、実際に積み立てるべき金額を毎年計画的に算出計上します。
③ 修繕積立金が枯渇しないように設計
大規模修繕のタイミングで 積立金が不足しないように、長期的に調整します。
④ 大規模修繕費は積立金から支出
実際のキャッシュフローに近い形で再現します。
⑤ IRR(内部収益率)で「保有期間別の収益性」を比較
10年保有した場合
20年保有した場合
30年保有した場合
どの期間が最も得なのか、数値で判断できます。
⑥ グラフ化して“視覚的に理解できる”資料を作成
税引後キャッシュフロー
修繕積立金残高
借入残高
累計資産推移 など
これらをグラフ化し、長期収支が一目で分かるようにしています。
■ なぜここまで詳細なシミュレーションが必要なのか?
理由はシンプルです。
大規模修繕費を正しく織り込まない収支シミュレーションは、実態から大きくズレる可能性が高いからです。
一般的なシミュレーションでは 「修繕費をざっくり年間◯万円で計上」 という簡易的なものが多く見受けられます。
しかし実際には、
大規模修繕費は“発生する年にドンと来る”
修繕積立金は経費にならない
一棟物件はオーナーがすべて負担
という現実があります。
だからこそ、長期で考えても破綻しない収支計画が必要になるわけです。
■ 大規模修繕を織り込んだ“精密な収支シミュレーション”を作りたい方へ
私がココナラで提供しているシミュレーションは、一棟物件の長期収支を「実務レベル」で再現したものです。
修繕積立金の枯渇リスク
大規模修繕のタイミング
保有期間別のIRR
長期の資産推移
銀行が納得できる計画
これらをすべて網羅しています。
「この物件、本当に買って大丈夫?」「長期保有と短期売却、どちらが得なの?」
こうした疑問を、数値とグラフで明確に答えられる資料を作成します。
興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。