カウンセリングを受ける費用は
都内だと8,000円~15,000円が相場です。
カウンセリングの料金を高いと感じる人は
少なくないのではないでしょうか。
カウンセリングはほとんどの場合、
自費診療で保険がきかないのがその理由といわれています。
でも、そのほかにも理由があると感じています。
1つは、
カウンセラーが信用できないため,というシンプルな理由。
自分の深刻な困りごとに対して
果たしてこの目の前のカウンセラーがちゃんと応えてくれるのか、
という確信が持てない。
日本では、カウンセラーという資格がたくさんあって、
一般の人にとっては、医師や看護師のような
ちゃんとその資格で約束される信頼感が持ちにくくなっています。
アメリカでは、ライセンスを持たない者がカウンセリングを行うと、
罰則対象とされます。
ライセンスを得るためには、大学院で修士号をとり
数千時間の臨床経験を重ねた後に、合格することが求められます。
イギリスでは、
「英国カウンセリング・心理療法協会」という団体が
カウンセラーの教育や質を管理し、政府の機関とも連携しています。
つまりそれらの国では、法律や専門機関によって保証され、
その信頼を裏付ける仕組みが築かれているのです。
それに対して日本では、
カウンセラーの質を客観的に判断する指標が乏しいのが現状です。
評価を見極めにくい相手に対して
信頼してお金を支払うのに二の足を踏むのは当然な気がします。
もう1つの理由は、
日本においてカウンセリングが「身近な悩み相談」の延長として、
家族や友人に無償で「話を聞いてもらう」こととして
認識される傾向が強いように思います。
無償でも行えることに一定のお金を支払うのは
なんとなく抵抗感が生まれます。
それに、本当に辛ければ病院に行って薬を飲んで治してもらう、
というのが私たち日本人にとって馴染んだ行動パターンです。
病院ではすぐに結果を出すために処置をしてくれます。
それに対してカウンセリングは、
対話によって少しずつ変化をうながそうとします。
そうするとやはり、
お金をかけても全然良くならない、という不満をもってしまい、
カウンセリングに高価な金額をかけることに疑問が生まれて
立ち止まってしまいますね。
だから、問題を解決する手段として
カウンセリングが選択肢の1つになりにくいし、
カウンセリングを受けるとしても
「高いな」という印象をもたれてしまうのでしょう。
こういう課題を考えつつ、今は、
カウンセリングやって良かった,という感想を
一人でも多くの人に感じてもらえるよう、
相談をうける側の人間が
地道に結果を積み上げていくことが大事、
と考えます。