こんにちは、今回は監理指針の「土工事」から3つ豆知識をご紹介します!実務でお役立てください♪
参考資料は2026年現在最新版の【令和7年版】監理指針です。
01 根切り底を「荒らす」と建物が傾く!?
地面を掘る「根切り」の作業で、一番やってはいけないのが「掘りすぎ」や重機の刃先で地盤を「かき乱す」ことです。 なぜなら、一度ほぐれてしまった地盤は、元の自然な地盤と同じ強さに戻すのが非常に難しいからです。 もし乱してしまった場合は、砂を敷いて転圧したり、場合によってはセメント等で地盤改良を行ったりと、余計な手間とコストがかかることになります。
「たかが地面」と思わず、設計通りの深さでピタリと止めるのが、建物を不同沈下から守るプロの技なんです。
参考:監理指針3.1.2
02 土の締め固め、なぜ「30cm」刻みなの?
このラインより上のエリアが無料で表示されます。
埋戻しや盛土の作業では、土を「300mm(30cm)程度ごとに締め固める」というルールがあります。 「一気に土を入れてから最後にまとめて踏み固めれば楽じゃない?」と思うかもしれませんが、それでは土の深い部分まで力が伝わらず、中がスカスカな状態になってしまいます。
厚さ30cmごとに丁寧に転圧を繰り返すことで、初めて建物や道路をしっかり支える均一な強さの地盤が出来上がるのです。
参考:監理指針3.2.3(標準仕様書3.2.3準拠)
03 埋戻しの土、「良質土」の基準って何?
埋戻しに使う土は、設計図書で「A種〜D種」などのランクが指定されています。
例えば「B種」は現場で掘り出した土の中から、ゴミやコンクリートの塊などを取り除いた「良質な土」を使うことになっています。
もし現場の土がドロドロの粘土ばかりで埋戻しに適さない(良質土ではない)と判断された場合は、勝手に進めず、設計者と協議して外から買ってきた砂などに入れ替える必要があります。 「見えなくなる場所だから何でも埋めてしまえ」という手抜きを許さないのが、監理指針の厳しいルールです。
参考:監理指針3.2.3
どうでしたか? 地味に見える「土工事」ですが、建物を足元から支える最も重要な工程の一つです。 目に見えなくなる部分こそ、指針のルールを守って確実な品質を確保していきましょう! これからも実務に直結する豆知識をどんどん発信していきますので、よろしくお願いします♪