「スタッフが10人くらいだった頃は、
ツーカーで自然に動けていたのに…。」
介護事業所を立ち上げて数年。
スタッフが増え、事業所が順調に成長してきた頃、
前のような一体感がなくなったと感じることはありませんか?
小さな誤解や不満が増え、
現場の雰囲気がなんだか微妙。
そんな悩みを抱える管理者は少なくないようです。
この職場の雰囲気の変化は、組織の規模に合わせて、
仕事の進め方やルールを見直す時期が来たことが要因かもしれません。
介護現場では、スタッフが10人前後になる頃から、
情報共有や役割分担の課題が見え始める事業所は少なくありません。
今回は、多くの介護事業所が経験する
「10人の壁」について考えてみます。
10人ぐらいまでは「暗黙の了解」で動ける
スタッフが10人程度までの職場は、
管理者との距離がとても近い環境です。
毎日のやり取りの中で、
仕事の進め方や考え方が自然に伝わります。
例えば、
▪️ 管理者の仕事を見ながらケアの考え方を学ぶ
▪️ 問題があれば、その場ですぐ相談できる
▪️ 業務変更も口頭で伝えれば全員に伝わる
このような職場では、細かなルールが少なくても
仕事が回ることがあります。
スタッフ同士が同じ方向を向いているためです。
人数が増えると「暗黙の了解」が通じなくなる
やがてスタッフが15人、20人と増えてくると、
全員が顔を合わせる機会は少なくなります。
シフト勤務が中心の介護現場では、なおさらです。
すると、少しずつ情報のズレが生まれます。
例えば、
「Aさんから聞いた話と主任の説明が違う。」
「常勤だけで決めたことがパートには伝わっていない。」
「人によってケアの基準が違う。」
このようなことが増えてきます。
管理者一人では、とても現場全体を把握しきれなくなります。
スタッフも「何を基準に動けばいいのか」が分からなくなり
その結果、誤解や不満が積み重なります。
これは人間関係の問題ではなく、組織の成長に対して、
情報共有やルール作りが追いついていないサインです。
ルールはスタッフを縛るためではない
「アットホームな職場だから、
細かいルールは作りたくない。」
「ルールを作ったところでどうせ形骸化する。」
そう考える管理者も多いでしょう。
しかし、組織が大きくなると、ルールの役割は変わります。
目的は、スタッフを縛ることではなく、
誰が勤務しても同じ基準で動けるようにすることです。
▪️ 判断に迷わない。
▪️ 情報共有の漏れを減らす。
▪️ 新しい職員も安心して働ける。
そのための道しるべが、会社で作るルールです。
スタッフが20人、30人、50人と増えても、
一体感を保つにはどうすればよいのでしょうか?
大切なのは、管理者だけで決めることでも、
すべてを多数決にすることでもありません。
現場の声を取り入れながら、運用できる仕組みを作ることです。
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🔵 介護事業所の離職防止|スタッフが辞めにくい組織とルールの作り方
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