「グー」と「パー」で会話していた息子が、また話せるようになりました
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コラム
私の息子は、3歳10か月のときに、
小児がん(悪性脳腫瘍)になりました。
腫瘍摘出手術を受けたのですが、
その影響で、約半年間しゃべれませんでした。
「無言症」と言います。
今まで当たり前に聞いていた「ママ」という声が
聞けなくなった日のことは、今でも忘れられません。
(ちなみに、最後に聞いた声は、
残念ながら「ママ」じゃなくて「りんご」…)
そんな息子との会話は、「グー」と「パー」のベビーサインでした。
✊グーは「いいえ」
✋パーは「はい」
「お水飲む?」→✊→「今はいらないんだね」
「痛い?」→✋→「どこが痛いの?」
「眠い?」→✋→「じゃあ、お昼寝する?」
一つひとつ確認しながら、会話をしていました。
でも、うまく伝わらないこともあります。
息子は伝えたい。
私は分かってあげたい。
お互いにもどかしくて、
イライラして怒ってしまうこともありました。
そして夜になると、決まって同じことを考えます。
「数日から3か月くらいで、
また話せるようになるって聞いてたけど、
もうすぐ半年になる。」
「話せない期間が長いと、
発達にも影響が出るっていってたよね…」
「本当に大丈夫なのかな…」
先が見えなくて、不安で
とても苦しかったことを覚えています。
でも今、息子はまた話せるようになりました。
言葉がたどたどしかったり、
うまくしゃべれないこともあります。
それでも、一生懸命に話しかけてくれる姿が、
本当に愛おしいです。
当たり前だと思っていた「会話」が、
こんなにも幸せなことだったんだなぁと、
日々感じています🍀
もし今、お子さんの病気や障害のことで、
不安な気持ちを抱えている方がいたら、
お伝えしたいことがあります。
不安になってしまうのは、
それだけお子さんを大切に思っている証拠です。
不安で苦しい気持ちを、一人で抱え込まないでください。
私は、小児がんの付き添い入院を
約1年半経験し、
今も息子の障害や後遺症と
向き合いながら生活しています。
だからこそ、同じように悩みながら
頑張っているあなたの気持ちに
寄り添えると思っています。
「誰かに話を聞いてほしい」
そんな時は、いつでも気軽に声をかけてほしいです🍀
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