【デザインの考え方シリーズ①】 デザインはセンスではなく「伝える設計」です

【デザインの考え方シリーズ①】 デザインはセンスではなく「伝える設計」です

記事
デザイン・イラスト
「デザインはセンスがある人しかできない。」

そんなイメージを持っている方は少なくありません。

私もご相談をいただく中で、

「デザインのことは全然分からないので、お任せします。」
「おしゃれな感じでお願いします。」
「センス良く作ってください。」

というお話をよくいただきます。

もちろん、見た目の美しさは大切です。

しかし、私がデザインを制作するときに一番大切にしていることは、「センス」ではありません。

"伝えたいことを、必要な人へきちんと届けること"

これがデザインの本来の役割だと考えています。

今回は、私が制作で大切にしている「伝える設計」という考え方についてお話しします。

デザイン=絵が上手いことではありません


「デザイン」と聞くと、

・イラストが描ける

・色彩感覚がある

・おしゃれに作れる

そんなイメージを持たれることがあります。

もちろん、それらもデザインの一部です。

しかし、本当に重要なのは

"伝えたい情報が伝わること"

です。

例えば、どれだけおしゃれなチラシでも、

開催日が分からない。

申込方法が見つからない。

何のイベントなのか一目で伝わらない。

これでは、本来の目的を果たせません。

デザインとは、飾ることではなく、「伝えること」なのです。

チラシにも名刺にも目的があります


同じデザインでも、目的が違えば作り方は大きく変わります。

例えば、

・イベントへ参加してもらいたい

・お店を知ってもらいたい

・講演会へ申し込んでもらいたい

・企業の信頼感を伝えたい

目的が違えば、

文字の大きさ

写真の使い方


レイアウト

すべて変わります。

私は制作前に、

「このデザインで、最終的にどんな行動をしてほしいのか」

を必ず考えるようにしています。

「誰に伝えるか」でデザインは変わります


学生向けなのか。

高齢者向けなのか。

企業向けなのか。

同じ内容でも、伝える相手が変われば、読みやすいデザインも変わります。

例えば、高齢者向けのチラシなら文字は少し大きめに。

学生向けなら、写真や配色で親しみやすさを意識します。

デザインは、自分が作りたいものを作るのではなく、

相手に合わせて設計するもの

だと考えています。

見やすさは偶然ではありません


「なんとなく見やすい。」

そう感じるデザインには理由があります。

・余白の取り方

・文字の大きさ

・色の使い方

・情報の優先順位

・視線の流れ

これらを整理することで、読む人は迷わず内容を理解できます。

逆に、情報を詰め込み過ぎたり、強調したい内容が多すぎたりすると、何を伝えたいのか分からなくなってしまいます。

見やすさは、偶然ではなく設計によって生まれるものです。

私が制作で一番大切にしていること


制作するときに私が一番意識しているのは、

「依頼者ではなく、その先で見る人」

です。

例えば講演会のチラシなら、

依頼者が満足するだけではなく、

参加したい人が迷わず申し込めること。

学会ポスターなら、

研究内容が短時間で伝わること。

PowerPointなら、

発表者が話しやすく、聴講者が理解しやすいこと。

その目的を忘れないようにしています。

イメージが固まっていなくても大丈夫です


「どんなデザインにしたいか分からない。」

これは本当によくあるご相談です。

でも、それで大丈夫です。

「こんな雰囲気が好き。」

「この色が気になる。」

「見やすい感じにしたい。」

そんなイメージだけでも十分です。

参考画像や手描きのラフがあれば、そこから一緒に整理し、形にしていきます。

デザインは、一人で完成させるものではなく、一緒に作り上げていくものだと思っています。

まとめ


デザインは、センスや才能だけで決まるものではありません。

一番大切なのは、

「誰に」「何を」「どう伝えるか」

を考えることです。

その目的に合わせて情報を整理し、伝わりやすい形へ設計する。

それが、私が大切にしているデザインの考え方です。

チラシや名刺、PowerPoint資料、学会ポスターなど、

「伝わるデザイン」をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

一緒に、目的に合ったデザインを作っていければ嬉しいです。


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