研修会や勉強会のチラシを作るとき、内容はきちんと決まっているのに、いざチラシにすると
「なんだか見にくい」
「情報は入っているけれど、伝わりにくい」
「どこを見ればよいか分かりにくい」
と感じることがあります。
チラシは、きれいに作ることも大切ですが、それ以上に大切なのは、見る人が必要な情報をすぐに確認できることだと思います。
特に研修会や勉強会のチラシでは、参加者が知りたい情報がある程度決まっています。
・何の研修なのか
・誰が対象なのか
・いつ、どこで行うのか
・どのように申し込むのか
・参加すると何が分かるのか
このあたりが分かりにくいと、せっかく興味を持ってもらっても、申し込みにつながりにくくなることがあります。
今回は、研修会・勉強会チラシでよくある失敗と、見やすく伝わるチラシにするためのポイントを整理してみます。
1. 情報を詰め込みすぎている
チラシでよくあるのが、情報をすべて入れようとして文字が多くなりすぎることです。
研修会の趣旨、講師紹介、対象者、日時、会場、申込方法、注意事項など、入れたい情報はたくさんあります。
もちろん必要な情報は載せるべきですが、すべてを同じ大きさで並べてしまうと、見る人はどこから読めばよいか分からなくなります。
特に、文章が長いまま入っていると、チラシ全体が重たく見えてしまいます。
大切なのは、情報を削ることではなく、優先順位をつけることです。
まず目に入ってほしいのは、
・研修タイトル
・日時
・対象者
・申込方法
なのか、それとも
・講師名
・研修内容
・参加メリット
なのか。
研修の目的によって、強調する場所は変わります。
文字量を減らせない場合でも、見出しをつけたり、枠で分けたり、箇条書きにするだけでかなり読みやすくなります。
2. タイトルが目立っていない
研修会や勉強会のチラシでは、タイトルがとても大切です。
タイトルを見た瞬間に、
「何の研修なのか」
「自分に関係がありそうか」
「参加してみたい内容か」
が伝わる必要があります。
しかし、実際には正式名称をそのまま入れた結果、タイトルが長くなりすぎて分かりにくくなることがあります。
例えば、
「令和○年度 第○回 ○○に関する研修会」
のようなタイトルは正式には必要かもしれませんが、チラシの一番大きな見出しとしては少し弱いことがあります。
その場合は、正式名称を小さく入れつつ、メインタイトルはもう少し分かりやすく整理するのも一つの方法です。
見る人にとって大切なのは、正式な会議名よりも、
「自分に必要な研修かどうか」
です。
タイトルは、できるだけ短く、分かりやすく、目に入りやすい形にすることが大切です。
3. 日時・会場・申込方法が探しにくい
チラシを見る人が必ず確認する情報があります。
それが、日時・会場・申込方法です。
この3つが分かりにくいと、参加したい気持ちがあっても、申し込みまで進みにくくなります。
よくあるのは、
・日時が文章の中に埋もれている
・会場名はあるが住所が分かりにくい
・申込方法が小さく書かれている
・QRコードが目立たない
・申込締切が探しにくい
という状態です。
日時や申込方法は、参加者にとって行動につながる情報です。
そのため、チラシの中でも見つけやすい位置に配置した方がよいです。
特にQRコードは、目立つ場所に置き、近くに
「お申し込みはこちら」
のような一言を添えると分かりやすくなります。
QRコードだけを置くよりも、何のQRコードなのかが分かるようにすることが大切です。
4. 対象者が分かりにくい
研修会や勉強会では、「誰向けなのか」が伝わることも大切です。
対象者が書かれていないと、見る人は
「自分が参加してよいものなのか」
を判断しにくくなります。
例えば、
・新人看護師向け
・医療職向け
・介護職向け
・学生向け
・地域住民向け
・院内職員向け
・管理者向け
など、対象者が明確に書かれているだけで、参加を考えやすくなります。
また、対象者が広い場合でも、
「医療・介護に関心のある方」
「どなたでも参加できます」
「初めて学ぶ方にも分かりやすい内容です」
のように書いておくと、参加のハードルが下がります。
対象者は小さな情報に見えますが、実はかなり大事です。
5. 色やフォントが多すぎる
チラシを目立たせようとすると、色やフォントをたくさん使いたくなることがあります。
ただ、色が多すぎると、かえって見にくくなることがあります。
特に、赤、青、黄色、緑、ピンクなどをすべて強調色として使うと、どこが一番大事なのか分からなくなります。
フォントも同じです。
いくつものフォントを混ぜると、全体の統一感がなくなり、少し雑然とした印象になります。
おすすめは、色をある程度絞ることです。
例えば、
・メインカラー
・強調色
・背景や補助色
くらいに分けると、全体がまとまりやすくなります。
医療系や教育系のチラシであれば、落ち着いた色や清潔感のある色を使うと、信頼感が出やすいです。
派手にすることよりも、読みやすく整っていることの方が大切な場合もあります。
6. QRコードが小さすぎる・目立たない
最近のチラシでは、申込フォームや詳細ページのQRコードを載せることが多くなりました。
ただ、QRコードが小さすぎたり、背景と重なっていたりすると、読み取りにくくなることがあります。
また、QRコードだけが置かれていて、何のQRコードなのか分からない場合もあります。
QRコードの近くには、
・お申し込みはこちら
・詳細はこちら
・参加申込フォーム
・問い合わせフォーム
のような説明を入れると親切です。
印刷して使う場合は、実際に印刷した状態で読み取れるかを確認することも大切です。
画面上ではきれいに見えても、印刷すると少し見えにくくなることがあります。
7. 印刷したときに読みにくい
パソコン画面では見やすくても、印刷すると読みにくくなることがあります。
特に注意したいのは、
・文字が小さすぎる
・背景色と文字色の差が弱い
・細い文字を使っている
・余白が少ない
・QRコードが小さい
・画像がぼやけている
などです。
チラシは、スマホやパソコンで見るだけでなく、紙で配布されることもあります。
そのため、印刷しても読める文字サイズになっているか、白黒印刷でも必要な情報が分かるかを確認しておくと安心です。
特に高齢者や一般の方を対象にする場合は、文字を少し大きめにするだけでも印象が変わります。
8. 参加したくなる一言が足りない
研修会や勉強会のチラシでは、日時や会場などの情報だけでなく、
「参加すると何が得られるのか」
が伝わることも大切です。
例えば、
・基礎から学べます
・明日から使える内容です
・初めての方にも分かりやすく説明します
・現場で役立つポイントを整理します
・一緒に考える機会にしましょう
のような一言があると、見る人が参加後のイメージを持ちやすくなります。
もちろん大げさな表現にする必要はありません。
ただ、単に「研修会を開催します」だけではなく、参加者にとっての意味が少し伝わると、チラシの印象は良くなります。
見やすいチラシにするために意識したいこと
研修会・勉強会チラシでは、まず情報を整理することが大切です。
きれいなデザインにする前に、
・何を一番伝えたいのか
・誰に見てもらいたいのか
・参加者が知りたい情報は何か
・申し込みまで迷わず進めるか
を考えると、チラシの形が作りやすくなります。
また、すべての情報を同じ強さで見せるのではなく、
・タイトル
・日時
・対象者
・内容
・申込方法
のように、見る順番を意識して配置すると、読みやすくなります。
チラシは、情報を詰め込むためのものではなく、必要な情報を分かりやすく届けるためのものだと思います。
おわりに
研修会・勉強会チラシは、きれいに作ることだけが目的ではありません。
参加者が必要な情報を見つけやすく、参加したいと思えるように整えることが大切です。
よくある失敗としては、
・情報を詰め込みすぎる
・タイトルが目立っていない
・日時や申込方法が探しにくい
・対象者が分かりにくい
・色やフォントが多すぎる
・QRコードが小さい
・印刷すると読みにくい
・参加したくなる一言が足りない
などがあります。
少し整理するだけでも、チラシの見やすさや伝わりやすさは変わります。
研修会や勉強会の内容がきちんと伝わるように、情報の優先順位やレイアウトを大切にしていきたいですね。
研修会・勉強会・セミナー案内などのチラシ作成でお困りの方は、現在決まっている内容からご相談ください。