前編では立地・設備の失敗パターンをご紹介しました。
後編は「住んでから気づく」失敗と「お金まわり」の落とし穴です。
不動産業界25年、宅建士のいなもとが現場で見てきた実例をもとにお伝えします。
【失敗4】条件はバッチリなのに、住んでから騒音が気になりだした
内見のときは静かだったのに、住み始めたら音が気になって眠れない。
これは現場でも相談が多いテーマです。
よくあるのはこんなケースです。
・上階の足音や生活音が筒抜け
・隣室のドアの開け閉めや話し声
・幹線道路のトラックが夜中も走る
・トイレを流す音まで聞こえる
内見のときに共用部分に騒音注意の貼り紙がないか確認してください。
あれば過去にトラブルがあったサインです。
管理会社に壁の厚さや床の仕様を聞いておくことも有効です。
壁の厚さ18cm以上、床が2重床や20cm以上あれば
ある程度の防音効果は期待できます。
また音は入居者が帰宅している夜の方が気になります。
可能なら夜の時間帯に内見するのがベストです。
どうしても気になる方は最上階や角部屋を選ぶと
緩和される可能性があります。
【失敗5】条件が良すぎる物件を選んで、毎月の家賃が負担になった
「新築・駅近・オートロック・バストイレ別」と条件がそろうと
つい勢いで契約してしまいがちです。
現場で何件も見てきた経験から言うと
家賃は手取り収入の3分の1が上限です。
これを超えると毎月の生活が苦しくなり
結局また引越しを検討することになります。
実際に、契約後に親に報告したところ「家賃が高すぎる」とNGが出て
解約になったケースも何件も見てきました。
学生や新社会人の方は一人で決めずに
家族や一人暮らし経験者と一緒に物件を見に行くことを強くおすすめします。
【失敗6】月々の家賃しか見ていなくて、初期費用の高さに驚いた
家賃だけ払えばいいと思っていると、契約時の費用で必ず驚きます。
敷金・礼金・仲介手数料・火災保険・鍵交換費用・保証会社利用料…
これらを合わせると家賃の4〜5ヶ月分が初期費用として必要です。
さらに引越し費用と家具・家電の購入費用も加わります。
初期費用の詳細については別の記事でまとめていますので
あわせてご覧ください。
【まとめ】後編3つのチェックリスト
✅ 内見は夜の時間帯にも行ったか
✅ 共用部分に騒音注意の貼り紙がないか確認したか
✅ 家賃は手取りの3分の1以内に収まっているか
✅ 初期費用の総額(家賃×4〜5ヶ月分)を把握しているか
✅ 一人で決めず家族や経験者に相談したか
前編・後編あわせて読むことで
一人暮らしの部屋探しでよくある失敗のほぼ全体像が把握できます。
物件選びで迷ったこと、契約書の内容が不安なこと、
退去費用のことなど、お気軽にご相談ください。