「縁結び」
縁結びと聞くと、人と人との繋がりを意味する縁起の良いイメージが湧き、とくに恋愛関係においてよく耳にする言葉です。
ふと見渡せば、縁結びにご利益のあるとされる神社やお寺も全国的に多く存在し、他にも縁結びのおまじないや縁結びの祈願など、みなさんの身近なものとして広く認知されています。
それでは、誰もが知るこの「縁結び」というものは、実際に人と人とを結びつける力を持っているのでしょうか。今回は、そんな縁結びの効果についてお話しします。
縁結びは、もともとは密教のひとつである敬愛法(きょうあいほう)という修法として、宗教家の中で扱われていたものが、次第に「縁結び」という馴染みやすい名称で、一般の人たちにも知られるようになりました。
敬愛法とは、愛染明王を本尊として行う修法であり、悪縁を断ち、良縁を育てる宗教的行為とされています。
そして、その敬愛法については、かつてから宗教家の中で議論されていることがあります。それは「敬愛法の効果の有無」ではなく「敬愛法を恋愛に用いることの是非」です。現在も、敬愛法を安易に恋愛に用いてはならないと考える者もおります。
すなわち、今日まで敬愛法の「効果があること」を前提として、その在り方の議論が続けられており、それは古くから敬愛法の効果が広く人々に認められていたことを意味します。だからこそ現代においても存続しているといえます。
縁結びの起源ともいえる敬愛法は、今もなお人と人を結びつける力を持っています。
しかも、この敬愛法は、特定の宗教に属していなくとも、また霊能力のような特別な力を持っていなくとも、誰でも行うことができます。
それは、その方法が『おんまからしゃ〜』といった「真言」と呼ばれる特定の文言を繰り返し唱えるだけで良いためです。真言は言葉自体に霊力があるとされるため、特別な能力や道具がなくとも、それを唱えることによって願いが叶うとされています。
しかしながら、実際に一般の人がこれを行い成就させることは、現実的にはほぼ不可能とされています。
なぜなら、敬愛法によって良縁を結ぶ効果を得るには、その真言を30万回唱えなければならないとされているためです。これは、毎日1000回としても10か月はかかることになり、それだけの期間を一度も気持ちを切らさず続けることは、並大抵の忍耐では足りません。
そこで、世間には縁結びの祈祷として敬愛法を代わりに行う行者が存在します。実際に私もそのひとりであり、霊能師として縁結びの祈祷を行なっています。
そもそも、縁結び(敬愛法)は「代行」できるのでしょうか。
これは「できます。」敬愛法は対象者を自分以外の者に定めることで、これを他人のために行うことができるようになります。
ただし、この場合は、先ほどは不要といった特別な能力や道具が今度は必要となってきます。他人のために敬愛法を行うには、その者の御霊を呼び寄せる必要があるためです。そのために一定の霊能力と護符等の霊的な道具(術具)が必要となります。
すなわち、敬愛法は、自分のために行うのであれば誰でも行うことができるものの、これを「代行」するには、霊能力と術具が欠かせないということです。
それでは、必要な霊能力と術具を備えた行者がこれを代行する場合、依頼者に代わって10か月もの間、真言を30万回唱え続けるのかというと、そういうわけではありません。
行者にもよりますが、縁結びの実施期間は平均すると一週間ほどです。私の行なっている縁結びの祈祷も、原則として7日間で設定しています。
なぜ、そんなにも期間が短縮されるのかといえば、行者のほとんどは敬愛法をそのまま扱うのではなく、他の修法も組み合わせて行うことで、その霊力を高めているためです。
これにより、霊験が練られ、真言を唱える回数が2万から3万回ほどでも十分な力を生み出すことができるようになります。
ちなみに私は、敬愛法に護摩と加持祈祷を組み合わせて【縁魂合結法】という独自の名称の「敬愛法を派生させた修法」で、縁結びの祈祷を行なっています。
期間は原則として7日間であり、毎日3000回をめあすに真言を唱え続けます。これにより、7日間で2万回を超える計算になります。希望される方には、14日間行うこともあり、この場合は4万回を超えることになり、莫大な力を生み出すことができます。
このように、行者に依頼することで、短期間で縁結びの効果を得ることができるようになります。
ただし、このように行者に「代行」を依頼するには注意が必要です。
近年、この「縁結び」という言葉は、商業的な宣伝に用いられることも多く見受けられます。
「強制縁結び」や「最高施術縁結び」など、恋愛成就をうたったサービスの宣伝文句で利用されることがあります。
ところが、その内容を見てみても、具体的な修法の説明がありません。また、期間も1日2日で終わるものであったり、費用が数千円と不自然に安かったりします。
これまでお話ししたとおり、縁結びの祈祷を行うには、ある程度の日数と相応の費用は必ずかかります。したがって、極端に期間が短かったり、費用が安い場合は、実際には有効な祈祷が行われていない可能性があります。
したがって、縁結びの祈祷を頼む際には、上記の点に注意をして、しっかりとした祈祷を行なっている行者を選ばなければなりません。
必要な能力を備えた行者による縁結びの祈祷であれば、先ほど説明したとおり、その力は古くから認められている確かなものであり、現実に願望成就を強く引き寄せます。
また、途中少しお話ししましたが、敬愛法を安易に恋愛に用いることについては、いまだに批判があります。そこでは、相手方の一方的な支配や自由な意思決定の侵害など、倫理上の問題が挙げられています。
たしかに、縁結びは"自己都合"の側面が否定できません。それゆえ、縁結びの祈祷を行うことは、慎重に検討されなければならないことは間違いありません。
その点について、私は依頼者様が真摯に相手を想い、そのすべてを受け入れる覚悟があるのであれば、縁結びによって半ば強制的にその者同士を繋ぎ止めることがあったとしても、それはけっして否定されるものではないと考えます。
縁結びは良縁を育てるものです。
たとえ、きっかけが縁結びによる外部的な力によるものであったとしても、それによって繋がれた者同士が「良縁」として続いていく限り、それは誰かの意思を一方的に支配するものではありません。
したがって、私はそんな良縁を望む依頼者様の力になって差し上げたいと思っております。
そして、このような想いで、縁結びの祈祷を行なっております。
縁結びによって良縁を育てることを望まれている方は、ぜひ当院の縁結びの祈祷【縁魂合結法】をご利用ください。
最後は当院の紹介となってしまいましたが、ここで伝えたいことは、「縁結び」には力があるということです。そのことが、縁結びに興味がある方やその力に希望を抱いている方の後押しとなれば嬉しく思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。