前回、月々1,000円でどの程度サービスを提供するかについて、デジタルコンテンツで複製が可能であれば、全てのコンテンツを利用可能にする、が最適解であると説明しました。
なぜかというと、利用可能なコンテンツが増えれば増えるほど限界消費が遠のくからです。
要するに映画であれば鑑賞し尽くせないほど作品があれば、契約する価値は高いと判断されるからです。
逆にすぐに観終わってしまうほどの作品数しかなければ契約を続ける価値は低いと判断されます。
例えば、WordPressプラグインで言えば、月々1,000円で50本のプラグインが使い放題としてしまった方が、契約を維持してもらいやすいということです。
また、本数が多くなればなるほど、サブスクの価値も上がります。
仮に1本1万円のプラグインであれば、50万円分を月々1,000円で使えることになるからです。
さらに今後定期的に新作が追加されるのであれば、満足度は高くなります。
では、サブスクサービスは拡充すればするほど良いのでしょうか?
そうではありません。フリーライダー問題が発生するからです。
続きます。