頭の中がごちゃごちゃしている。考えているのにまとまらない。同じことを何度も考えているのに、前に進んでいる感じがしない。そんな状態になることはないでしょうか。
このとき多くの人は、「自分は整理する能力が低いのではないか」と考えます。でも実際には違うことが多いです。整理できないのは能力の問題ではなく、整理できない状態になっていることがほとんどです。
整理とは、頭の良さの問題ではなく、状態の問題であることが多いのです。
情報が多いのではなく、混ざっている
整理できないとき、多くの人は情報が多すぎると思います。でも実際には、量よりも問題になるのは種類が混ざっていることです。
例えば頭の中で、事実、予想、感情、不安、希望、そしてまだ決まっていないこと。これらが分離されないまま並ぶと、整理はできません。
これは思考力の問題ではなく、単に仕分けされていない状態です。
分類されていない情報は、量が少なくても重く感じます。
整理とは減らすことではなく分けること
整理というと、減らすことだと思われがちです。でも実際には、少し違うことも多いです。
整理とは、減らすことというより、分けることだったりします。
何が事実なのか。何が感情なのか。何が問題で、何がまだ分からない部分なのか。
これが分かれるだけで、頭の負担はかなり減ります。思考が軽くなるのは、量が減ったからではなく、位置が決まるからです。
整理できないときに起きていること
整理できないとき、頭の中ではこういうことが起きています。
問題の輪郭が曖昧になり、優先順位が消え、関係ないことまで結びつき、結論を急ごうとする。
つまり、全部を同時に扱おうとしている状態です。
これでは当然、まとまりません。
必要なのは答えではなく構造
整理できないとき、多くの人は答えを探します。でも必要なのは答えではなく、構造だったりします。
どこからどこまでが一つの問題なのか。何が原因で、何が結果なのか。
これが見えるだけで、思考はかなり静かになります。
答えが出なくても、構造が見えるだけで混乱は減ることがあります。
整理できないのは停滞ではない
整理できない状態は、停滞ではありません。むしろ、まだ混ざっている状態です。
必要なのは、新しい知識ではなく、見分けることだったりします。
それだけでも、見え方はかなり変わります。
動けなかった理由も、能力ではなく、まだ位置が決まっていなかっただけ、ということもあります。