#3 心が整理できないときは何が起きているのか

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頭の中がごちゃごちゃしている。考えているのにまとまらない。同じことを何度も考えているのに、前に進んでいる感じがしない。そんな状態になることはないでしょうか。

このとき多くの人は、「自分は整理する能力が低いのではないか」と考えます。でも実際には違うことが多いです。整理できないのは能力の問題ではなく、整理できない状態になっていることがほとんどです。

整理とは、頭の良さの問題ではなく、状態の問題であることが多いのです。


情報が多いのではなく、混ざっている

整理できないとき、多くの人は情報が多すぎると思います。でも実際には、量よりも問題になるのは種類が混ざっていることです。
例えば頭の中で、事実、予想、感情、不安、希望、そしてまだ決まっていないこと。これらが分離されないまま並ぶと、整理はできません。
これは思考力の問題ではなく、単に仕分けされていない状態です。

分類されていない情報は、量が少なくても重く感じます。


整理とは減らすことではなく分けること

整理というと、減らすことだと思われがちです。でも実際には、少し違うことも多いです。
整理とは、減らすことというより、分けることだったりします。

何が事実なのか。何が感情なのか。何が問題で、何がまだ分からない部分なのか。

これが分かれるだけで、頭の負担はかなり減ります。思考が軽くなるのは、量が減ったからではなく、位置が決まるからです。


整理できないときに起きていること

整理できないとき、頭の中ではこういうことが起きています。

問題の輪郭が曖昧になり、優先順位が消え、関係ないことまで結びつき、結論を急ごうとする。

つまり、全部を同時に扱おうとしている状態です。
これでは当然、まとまりません。


必要なのは答えではなく構造

整理できないとき、多くの人は答えを探します。でも必要なのは答えではなく、構造だったりします。

どこからどこまでが一つの問題なのか。何が原因で、何が結果なのか。
これが見えるだけで、思考はかなり静かになります。
答えが出なくても、構造が見えるだけで混乱は減ることがあります。


整理できないのは停滞ではない

整理できない状態は、停滞ではありません。むしろ、まだ混ざっている状態です。
必要なのは、新しい知識ではなく、見分けることだったりします。
それだけでも、見え方はかなり変わります。
動けなかった理由も、能力ではなく、まだ位置が決まっていなかっただけ、ということもあります。





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