よく考えてから動こうとする。これは普通のことだと思います。むしろ軽率に動くより、状況を理解してから動く方が良いと考える人も多いでしょう。
でも実際には、考えるほど動けなくなることがあります。理解が進むほど慎重になり、選択肢が増えるほど決められなくなる。そんな経験はないでしょうか。
情報が増えると止まりやすくなる
考えるということは、情報が増えるということでもあります。可能性、問題点、リスク、選択肢。見えるものが増えるほど、単純には決められなくなります。
これは優柔不断というより、見えているものが多い状態です。むしろ状況を正しく見ようとしているから起きることでもあります。
ただ、情報が増え続けると何が起きるかというと、動くための条件も増えてしまいます。もう少し理解してから。もう少し確信を持ってから。そうしているうちに、動くタイミングを失うこともあります。
動けなくなるのは意志の問題ではない
この状態になると、自分は行動力がないのではないかと感じる人もいます。でも多くの場合、これは意志の問題ではありません。
単純に、頭の中の処理量が増えすぎている状態です。
例えばパソコンでも、同時に多くの処理を走らせると動きが重くなります。それと似たことが頭の中でも起きます。考えすぎているというより、処理が終わっていない状態です。
動く前に必要なのは整理
考え続けることで解決しようとすると、さらに情報が増えていきます。でも必要なのは新しい情報ではなく、今あるものの整理だったりします。
何が重要なのか。何は今考えなくていいのか。どこまで分かっているのか。そういう区切りが見えるだけでも、動きやすさは変わります。
動けない状態も途中段階
考えて動けなくなる状態は、失敗ではありません。むしろ理解しようとしている途中段階とも言えます。
ただ、考えること自体を増やし続けるより、一度立ち止まって全体を見る方が結果的に進みやすくなることもあります。
もし今動けないなら
もし今、考えているのに動けないとしたら、それは能力不足ではなく、単純に負荷が増えているだけかもしれません。
考えることをやめる必要はありません。ただ、増やすより整える方が楽になることもあります。
動けないのは弱さではなく、理解しようとしている途中なのかもしれません。