忙しい毎日を送っていると、なんとなく「胸がざわざわする」「動悸がする」って感じること、ありませんか?
「いや、ストレスのせいでしょ。気のせいかな」って流してませんか。
正直に言います。それ、心臓が出しているサインかもしれないです。
心臓外科医が外来で何度も見てきたこと
外来でよく聞かれるんです。「ストレスって本当に心臓に悪いの?」って。
悪いです。めちゃくちゃ悪いです。
仕事が超多忙だった
職場の人間関係でしんどかった
家族の介護でずっと眠れなかった、、、
ストレスですね。
ストレスがかかると体の中では何が起きているか。
コルチゾールやアドレナリンという「緊張ホルモン」が大量に放出されます。そうすると、心拍数が上がって、血圧が上がって、血管が収縮します。
一時的なら問題ない。でも、これが毎日毎日続いたら?
「過労死」って言葉が日本にだけある理由
慢性的な仕事のストレス・睡眠不足・休日も気が抜けない状態。
これが重なると、心筋梗塞や突然死のリスクが明らかに上がることがわかっています。
実際にメタ解析では、仕事上の高ストレス状態は冠動脈疾患リスクを約1.4〜1.5倍に上げるというデータもあります(Kivimäki et al., Lancet)。
1.5倍ですよ。タバコほどではないにしても、全然無視できない数字ですよね。
「休めない」「頑張るしかない」というのはすごくよくわかります。
僕だって手術が続く週は本当にしんどいです。
夜中に起こされて、朝から外来して、そのまま手術して、、、という日が普通にある笑
きついないー、早く休み来ないかなーと思いながら乗り越えます。
その時は必ず血圧と心拍数上がってます。
動悸がします。
でも、そういう自分だからこそ思うんです。
意識して「抜く」時間を作らないと、心臓は待ってくれないって。
じゃあ、実際どうすればいいの?
正直、「ストレスをなくせ」は無理です。そんなこと言いません。
ただ、できることはあります。
①まず「自分がストレス状態だ」と認識する
これ、馬鹿にできないです。「自分は大丈夫」と思っているうちが一番危ない。
心拍数が妙に高い日が続く、夜に目が覚める、胸がなんとなく重い。これがサインです。
時に今はゴールデンウィーク、新しい環境になって一ヶ月。
もうそろそろこういう症状が出ている人が増えていルのではないでしょうか?
②「完全オフ」の時間を週に一度でも作る
スマホを置いて、仕事のことを考えない時間。15分でもいい。副交感神経を優位にする時間を体が求めています。
個人的にはピクニック・デイキャンプ行きたい。
広大な土地で、お弁当やBBQしたら気持ちが晴れます。
③気になる症状は我慢せず診てもらう
「どうせストレスでしょ」は医者が言う言葉です。
患者さんが自己判断してはダメです。
動悸・胸の不快感・息切れは、ちゃんと専門医に診てもらってください。
まとめ
ストレスは「気持ちの問題」じゃないです。
血管を傷め、心臓に確実に負担をかける、れっきとした「心臓病のリスク因子」です。
頑張りすぎているあなたの体は、今日も必死に働いてくれています。
「少し休もう」という選択が、10年後の心臓を守ることにつながります。
難しく考えなくていい。今夜だけでも、少しだけゆっくりしてください。