「ストレスが原因」で終わらせていませんか?
人間関係に振り回されないための考え方
「最近、ストレスが多くて……」
身体の不調や気分の落ち込みについてお話を伺っていると、このような言葉をよく耳にします。
たしかに、ストレスを感じる状態が続けば、身体や心にさまざまな反応が表れることがあります。
しかし、病気や症状の原因をすべて「ストレスだから」と考えてしまうことには、注意が必要です。
なぜなら、「ストレスが原因だから仕方がない」と思った瞬間に、それ以上考えることをやめてしまうからです。
そして、自分で問題を解決しようとする力まで失ってしまうことがあります。
ストレスは、本当に外から与えられるものなのでしょうか?
一般的にストレスとは、仕事、家庭、夫婦関係、親子関係、友人関係など、さまざまな場面で生じるものだと考えられています。
しかし、同じ出来事が起きても、強くイライラする人もいれば、ほとんど気にしない人もいます。
同じことを言われても、傷つく人もいれば、すぐに忘れられる人もいます。
この違いは、どこから生まれるのでしょうか。
私は、ストレスとは誰かから一方的に与えられるものではなく、出来事に対する自分の受け取り方から生まれる感情だと考えています。
だからといって、「あなたの考え方が悪い」と責めたいわけではありません。
大切なのは、
「なぜ私は、この人の言葉に反応したのだろう」
「なぜこの出来事が、これほど許せないのだろう」
「なぜ周りの人は平気なのに、私はイライラするのだろう」
と、自分の感情を丁寧に見ていくことです。
イライラの奥には、自分でも気づいていない問題がある
人に対して強くイライラするとき、目の前の相手だけが原因とは限りません。
過去に言われた言葉や、家族との関係、我慢してきたこと、認めてもらえなかった経験などを、
無意識に目の前の人へ重ねていることがあります。
これを「転写」と考えることもできます。
相手の言動をきっかけにして、自分の内側に残っていた感情が表に出ているのかもしれません。
そのため、相手を変えようとするだけでは、同じような人間関係の問題を繰り返すことがあります。
職場が変わっても、付き合う相手が変わっても、なぜか同じようなことで悩んでしまう。
そのような場合には、相手ではなく、自分の受け取り方や感情が生まれる背景を見直す必要があります。
ストレスは、すべて悪いものではありません
ストレスは、誰にでもあります。
そして私は、ストレスがまったくないことが必ずしも良いとは考えていません。
適度な緊張があるから集中できる。
悔しさがあるから成長しようと思える。
乗り越えたい問題があるから、生きる目的や張り合いが生まれる。
つまり、多少のストレスは、生きる力や生きがいにもなり得るのです。
問題なのは、ストレスがあることではありません。
「ストレスは悪いものだ」と決めつけ、自分ではどうすることもできないものとして扱ってしまうことです。
「ストレスが原因」で終わらせず、その先を考える
身体の不調が続いているとき、単に「ストレスですね」で終わらせるのではなく、もう一歩深く考えてみてください。
何に反応しているのか
誰に対してイライラするのか
いつから同じ問題を繰り返しているのか
本当は何を我慢しているのか
症状が治ったら何をしたいのか
こうしたことを一つずつ見ていくと、症状や感情の奥にある問題が見えてくることがあります。
自分の中から生まれた感情だからこそ、自分の受け取り方を変えることで、これまでとは違う選択ができるようになります。
ストレスをなくすことを目指すのではなく、ストレスが何を教えているのかを考える。
それが、人間関係や身体の不調に振り回されないための第一歩になるのではないでしょうか。
ストレスや人間関係による不調をご相談ください
あかつき道整骨院では、身体への施術だけでなく、生活習慣や食生活、人間関係、過去の経験なども含めてお話を伺います。
「病院ではストレスと言われたけれど、どうすればよいのかわからない」
「同じ人間関係の問題を何度も繰り返している」
「イライラや不安が身体の症状として表れている気がする」
「自分の感情の原因を整理したい」
このような方は、一人で答えを出そうとせず、一度ご相談ください。