1. 「実績がないから借りられない」という思い込み
「まずは自分でやってみて、商売が軌道に乗ってから足りない分を借りよう」
そう考える起業家の方は非常に多いです。
しかし、銀行員35年の経験から断言します!
実際には開業前こそが、融資を受ける最大のチャンスなのです。
これには、銀行員が審査で使う「評価のモノサシ」の変化が関係しています。
2. 開業前は予測値で、開業後は実際の数字で判断される
審査のやり方は、開業前と開業後ではガラリと変わります。
開業前は実績がゼロのため、提出する「創業計画書」や「事業計画書」が審査の主軸になります。市場調査などの論理的な「希望的観測(予測値)」が、そのまま審査対象となります。
しかし、開業後となると予測ではなく、通帳に入金された売上や、決算書・確定申告書などで判断されます。
もし開業当初の不安定な売上が一度記録されてしまうと、銀行はその実績をベースに返済能力を測ります。
「今は低いけど、来月は倍になる予定です」という言葉は、実際の数字の前では無力になってしまいます。
3. 創業融資は「一発勝負」、追加融資はあまり期待できない
もう一つ、初心者が知らない「一回性のルール」があります。
一度融資が実行されると、その後の約1年間は追加融資を受けることが極めて困難になります。
なぜなら、金融機関は次の融資判断の材料として、最初の決算書・確定申告書の結果を待ちます。創業資金を借り入れてから数か月後に再度融資を申し込むと「事業がうまく軌道に乗っていないな」を悪印象を与えてしまいます。
「運転資金を少なめに見積もって、足りなくなったらまた借りればいい」という考えは、自ら廃業のリスクを高める結果になりかねません。
想定外の支出に備え、当初の計画から月商の3か月分から半年分程度の運転資金を確保する「厚めの資金計画」を立てることが鉄則です。
4. 最初の一歩で、最高の装備を
創業融資は、あなたのビジネスが順調に走り出すための燃料です。実績という重荷を背負う前に、プロの視点で磨き上げた「最高の計画書」を持って、審査に挑んでください。
次回予告:
最終回は、計画書が完璧でも「即否決」される意外な盲点。審査官が最後に見る「経営者の資質」と「私生活の乱れ」についてお伝えします。
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