・「あの人はもう内定や面接まで進んでいる…だから自分も教わったあれをやらないと…!」
・「SNSで見かける同世代に比べて、自分には誇れる実績が何もない…だから自分もガクチカをつくらなきゃ…!」
就活や転職活動の真っ只中、そんなふうに他人と自分を比べて、焦りや不安を感じることも多いと思います。
実は、就活という正解がないような問いに向き合っているとき、人の心には抗いがたい強烈なクセが現れます。
1. なぜ私たちは「他人の正解」に注目してしまうのか
私たちは、わからないこと(不確実性)を極端に嫌います。 先行きの見えない不安な状態に置かれると、人は意思決定までのプロセスとそれにかかるエネルギーを節約するために、手近にある正解らしきものを掴んで安心しようとするショートカット機能を働かせるのです。
その結果、無意識に「周囲でうまくいっている人のやり方」を正解だと思い込んでしまうことがあります。
・あの人があの難関企業に受かったから、あのエピソード構成が正解なんだ
・あの業界を目指している人はみんなこうやってるから、自分もあそこに行けば間違いないんだ。
当然、これらが必ずしも間違っているわけではありません。むしろその試行錯誤から道を切り開くこともあるでしょうし、その頑張りは素晴らしいものです!
ただ「一人で迷うより、みんなの動きに合わせたほうが安全だ」という人の持つクセに翻弄された状態から自由になれないと、正しい判断ができなくなってしまうというのも人の特性です。
そしてさらに恐ろしいのが、私たちは自分にぴったりの選択肢を見つけて得ることよりも、周りから取り残されて損をすることを過剰に恐れてしまうという性質も持っています。
「自分だけの軸」をじっくり探すよりも、まずは誰かの正解をコピーして、損をしていない状態を作ろうと必死になってしまう。そうやって、自分の外側にある誰かの正解を、無理やり自分に当てはめて正当化してしまうことがあるのです。
2. 面接官が面接で見抜く「借り物の言葉」
私は10年間、企業人事として数多くの面接合否に関わってきました。その経験からわかることとして、 どれだけ立派な実績を語っていても、他人の成功法則をなぞっただけの言葉は、驚くほど面接官の心に響かないということです。
なぜなら、そこにはあなた自身の本質(なぜそれをやりたいのかという根源)が乗っていないからです。
面接官が本当に知りたいのは、誰かと比較して優れたあなたではありません。 「あなたという人間が、何に突き動かされ、どんな価値観で意思決定をするのか」という、あなただけの独自のアルゴリズムです。
他人の成功法則は、あくまでその人の価値観に基づいたもの。それをそのまま自分に当てはめようとすると、面接官は「違和感」を覚えます。
3. 「自分の攻略法」は、あなたの内側にしかない
周囲がどれだけ華やかに見えても、まずあなたが考えるべきは、自身の過去の中にしかない独自の勝ち筋です。
・なぜ、あのとき自分はあんなに頑張れたのか
・なぜ、この環境には違和感があるのか
こうした問いを丁寧に紐解き、自分を動かす本当の原動力を言語化できたとき、あなたの言葉は初めて、誰にも真似できない強力な武器になります。 他人を基準にするのをやめ、自分の内側にある確信(軸)を手に入れた人は、面接でも、その後のキャリアでも、圧倒的に強いのです。
一人で客観視するのは、誰でも難しい
自分のことは、自分が一番見えにくいものです。 不安な状態では、どうしても外側の正解に目がくらんでしまい、自分の中にある静かな本質を見失ってしまいます。
だからこそ、壁打ち相手が必要です。 人事として培った評価者の目線と、国家資格キャリアコンサルタントとしての専門知識。この両面から、あなたが無意識に囚われているかもしれないクセに向き合い、あなたの言葉で自分を語れるよう支援させていただきます。
キャリアのひなたでは、対話を通じてあなただけの成功の種を一緒に掘り起こしていきます。 他人を基準にせず、等身大の自分を自分の言葉で語れるよう、全力で伴走します。まずは一度、あなたのモヤモヤを聴かせてください