管理」よりも「楽しむ」が勝つとき。管理栄養士が、海外の試合会場で見た、強さの秘密

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「管理栄養士=食事を管理して制限する人」だと思っていませんか?

今回は、アメリカのラスベガスで行われたUSオープン空手大会に行った際に、私が栄養士として思ったこと感じたことをエピソードでお話ししたいと思います。

今回、このラスベガスの試合でニューヨーク在住アフリカ出身の10代20代の選手たちに出会いました。
出会いは試合前日、私は少し驚きました。
試合直前のアスリートといえば、ピリピリとした緊張感に包まれているものだと思っていたからです。
ところが、目の前にいたのは、驚くほどリラックスして、まるでいつも通りの日常を楽しむ選手たちの姿でした。
試合会場でも、日本での武道の大会とは違う、どこか開放的で熱気のある雰囲気。

いつも試合前は「完璧なコンディションを作らなきゃ」と、栄養士としてどこか肩に力が入っていた自分の気負いが、彼らの笑顔を見た瞬間にスッとほどけていくのを感じました。

過酷な階級別、無差別級、そしてチーム戦という連戦の中で、彼らが試合の合間に選んでいたのは、緻密に計算された補給食だけではありませんでした。
(私が見る限り、何か栄養補給をしてるところは見ませんでした。)
もともとニューヨーク在住の子もいれば、母国を離れて生活している子もいます。
コーチは選手のセコンドで大忙し。
海外に行く際はスーパーなどをハシゴして、現地の食のリサーチをするのが半分趣味となっているのですが、自然と、彼らの明日の差し入れを選んでいる自分がいました。
私が差し入れたのは、日本から持ってきたスポーツドリンクの粉や水の他に、彼らが故郷の味として親しみ、普段から好んでいるバナナやデーツ、マンゴージュース、そしてホッとするような甘いスポンジケーキのお菓子などでした。
自然と彼らが喜ぶものを選んでいる自分がいました。お腹の空かせた彼らが集まってきて、嬉しそうに食べてるのを見たとき、「ああ、これこそが、彼らが戦うための何よりのエネルギーなんだ」と感じました。

面白いことに、彼らは母国の代表選手としても活躍してるのですが「管理されること」よりも、「自分がどうしたいか」を優先します。
でも、その強さは本物でした。
自分の体と心を誰よりも信じ切り、楽しむことを忘れない。
そんな彼らのスタイルが、チーム戦優勝、そしてその中の1人は、階級、無差別、チームの三冠優勝となりました。

栄養士として、私が提供できるのは単なる数値や献立だけではありません。
「一番リラックスできて、楽しんで戦える状態」を一緒に探すこと。それが私の仕事なのだと気づきました。

プロ選手が試合前に、「試合前だからって、特別なことしなくていい。いつも通りが1番いいんだ。」そう言っていたのをふと思い出しました。
なるほど。。そういうことだったのか。

そう、みんなそれぞれ違う。
1番良いものは、結局は本人の感覚。
「栄養管理」と聞くと、何かを制限したり、我慢したりするイメージがあるかもしれません。
でも、本来もっと自由でいいはずです。
言葉の壁があっても、美味しいものを一緒に探し、笑い合う。
そんな「楽しい伴走」こそが、私が一番大切にしていきたいなぁと感じた出来事でした。

もし今、何かに追い詰められていると感じているなら、一度だけ「楽しむ」ことを選んでみてください。
その「楽しむ力」こそが、もしかしたら、どんなマニュアルよりもあなたを強くしてくれるはずですから。
そのヒントになるような、サポートができれば嬉しいです。



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