【労務|副業編|事例④】130万円を1万円超えたら、何が起きますか?
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マネー・副業
副業を始めるとき、
多くの方が意識するのが「130万円」です。
「130万円までは扶養内で大丈夫」
そう聞いたことがある方も多いでしょう。
しかし問題は、
**“超えた瞬間に何が起きるか”**です。
■ 事例④:扶養内で働くケース
配偶者の扶養に入っている場合。
本業なし、副業のみ。
月8万円ペースで働いたとします。
8万円 × 12ヶ月 = 96万円
ここまでは問題ありません。
■ ここで少しだけ増えた場合
繁忙期に頑張り、
月11万円の月が2ヶ月あったとします。
(8万円 × 10ヶ月)+(11万円 × 2ヶ月)
= 80万円 + 22万円
= 102万円
まだ安全圏です。
では、もう少し増えたらどうでしょうか。
月11万円 × 12ヶ月 = 132万円
130万円を2万円超えました。
■ 扶養から外れるとどうなるか
130万円を超えると、
配偶者の社会保険の扶養から外れます。
その結果、
✔ 国民年金 約20万円/年
✔ 国民健康保険 約10万〜20万円/年(地域差あり)
合計で
約30万〜40万円の負担増になるケースがあります。
■ 具体的な段差
132万円 − 130万円 = 2万円増
しかし実際の負担は、
約35万円前後増える可能性があります。
「2万円多く稼いだだけ」で、
実質マイナスになることもあります。
これが“崖”です。
■ よくある誤解
「130万円ギリギリで止めれば良い」
確かに理屈はそうです。
しかし実務上は、
✔ ボーナス
✔ 臨時収入
✔ 成果報酬
✔ 月のズレ
で簡単に超えます。
気づいたときには、
年間トータルで超えている。
このケースが少なくありません。
■ 本当に確認すべきこと
✔ 自分の年間見込み収入
✔ 扶養に入っているかどうか
✔ 副業の報酬形態(給与か業務委託か)
副業は、
「月いくら」ではなく、
年間いくらで判断します。
■ まとめ
副業は自由な選択です。
しかし、
制度を知らずに動くと、
思わぬ負担が発生します。
130万円は目安ではなく、
明確な分岐点です。
数字で確認することが、
最大の防御になります。
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