1on1で「特にありません」と言われたとき、話題を探す前にしたいこと

1on1で「特にありません」と言われたとき、話題を探す前にしたいこと

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ビジネス・マーケティング
1on1で、部下に尋ねる。

「今日は、何か話したいことはありますか?」

少し間があって、返ってきたのは、

「特にありません」

その瞬間、何か話題を出さなければと思い、最近の仕事や困っていることを次々に質問してしまう。

以前のわたしも、沈黙が続くと不安になり、自分から話題を探していました。

せっかく1on1の時間を取ったのだから、何か話さなければいけない。

何か気づきを持ち帰ってもらわなければいけない。

そんなふうに、知らないうちに力が入っていたのだと思います。

ただ、「特にありません」という言葉が、話したくないという意味とは限りません。

何を話してよいのか分からない。

まだ考えがまとまっていない。

どこまで話してよいのか迷っている。

急に聞かれて、言葉が浮かばない。

その人の中でも、まだ話したいことが言葉になっていない場合があります。

そんなときは、すぐに次の質問を重ねる前に、

「そうなんですね。すぐに浮かばなくても大丈夫ですよ」

と、一度そのまま受け取ります。

少し待っても言葉が出ないときは、

「もしよければ、こちらからいくつか話題を出してもいいですか?」

と確認します。

了承を得られたら、

「最近うまくいったこと」

「少しやりにくいと感じていること」

「これからできるようになりたいこと」

「もう少し働きやすくするために考えたいこと」

などを、見えるように並べます。

その中から、今なら少し話せそうなものを本人に選んでもらいます。

大切なのは、こちらが話題を決めることではありません。

本人が選べる状態をつくることです。

どれも違うようであれば、無理に選ばなくても構いません。

1on1は、30分を会話で埋めるための時間ではないと思っています。

今は話したいことがなくても、何かが浮かんだときには話しても大丈夫だと思える。

そんな時間を重ねることにも、意味があります。

次に「特にありません」と言われたときは、焦って話題を探す前に、

「こちらから、いくつか候補を出してもいいですか?」

と尋ねてみてください。

それだけで、上司が話題を決める時間から、本人が考えたいことを選ぶ時間へ変わり始めます。

部下との関係や職場の状況によって、使いやすい質問や進め方は変わります。

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