仕事のイライラが、家に帰っても頭から離れないとき

仕事のイライラが、家に帰っても頭から離れないとき

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コラム
仕事で嫌なことがあった日。

家に帰り、着替えて、夕食を食べる。

目の前ではいつもの時間が流れているのに、頭の中では昼間の会話が続いている。

「あの言い方は何だったんだろう」

「どうして、わたしばかり」

考えないようにしても、
気づくと同じ場面に戻ってしまう。

わたしにも、そんな夜がありました。

以前は、イライラの原因を相手の中に探していました。

相手が分かってくれない。

相手の言い方が悪い。

相手が変われば、少しは楽になる。

考えれば考えるほど、
自分では変えられないことに気持ちを奪われていきました。

あるとき、本で知った考え方を使い、頭の中にあるものを分けてみました。

何があったのか。

そのとき、何を感じたのか。

本当は、どうしてほしかったのか。

自分は、何を大切にしたかったのか。

最初に出てきたのは、
「腹が立つ」という言葉だけでした。

そこから一つずつ考えていくと、

「急な依頼に腹を立てていたのではなく、こちらの都合も考えてほしかった」

「仕事が嫌なのではなく、頑張っていることを分かってほしかった」

イライラの奥にあった思いが、
少しずつ見えてきました。

この経験から、部下との1on1でも、相手の言葉を急いでまとめず、問いかけたあとに待つようになりました。

話している本人も、
言葉にしながら初めて自分の思いに気づくことがあります。

感情を言葉にしたからといって、
相手や職場がすぐに変わるわけではありません。

それでも、苦しさの正体が分かると、

「今日はこれ以上考えずに休もう」

「明日は、自分ができることだけに目を向けよう」

自分で選べることを考える余白が生まれます。

イライラは、
早く消さなければならないものではないのかもしれません。

自分が何を大切にしていたのかを知らせる、入り口になることもあります。

今夜、仕事のことが頭から離れないなら、きれいな文章にしなくても大丈夫です。

まずは、

「何があった?」

「どんな気持ちだった?」

この二つを、
紙やスマートフォンに書いてみてください。

答えが出なくても、
頭の中だけで考えていたときとは、少し違って見えるかもしれません。

今夜は、仕事の問題をすべて解決しなくてもいい。

自分がどんな気持ちだったのか。

その一つだけでも、
言葉にしてみる。

それだけで、昼間から続いていた仕事を、少しだけ置いて眠れる夜もあると思います。

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