悪口を言ったあとに、自己嫌悪になるあなたへ

悪口を言ったあとに、自己嫌悪になるあなたへ

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誰かの悪口を言ったあと、ひとりになってから、なんだか自分が嫌になる。
そんな夜はありませんか。

会社員の頃、私も人の悪口を言っていました。
そして、言った回数の何倍も、悪口を言われていました。
だから、あの後味の悪さは、よく分かります。

悪口を言うと、その場では気持ちが少し軽くなります。
「わかる」と共感してもらえて、すっきりもします。
けれど、時間がたつと、自己嫌悪や後悔が残る。
悪口には、すぐ効くけれど、あとから重くなる性質があります。

悪口の奥にあるのは、多くの場合、屈辱感です。
相手に負けた気がする。
自分が小さく見える。
その気持ちを打ち消すために、実力以外のところを探して、口にしてしまうのです。

不思議なことに、悪口を言う人ほど、自分が言われると激しく怒ります。
自分の中の屈辱感に、もう一度触れてしまうからです。
こうして、言っては傷つき、傷ついてはまた言う、という繰り返しが起きます。

自己嫌悪を感じるということは、あなたがその繰り返しに、ちゃんと気づいているということです。
それは、責めるところではなく、変われる入口です。

では、悪口を言いたくなる相手がうまくいっているとき、どうすればいいのでしょうか。
たとえば、ラグビーの日本代表が勝つと、会ったこともない選手なのに、自分のことのように嬉しくなりますよね。
関わりのない人の喜びなら、素直に一緒に喜べるのです。
ところが、身近で嫌いな人の成功となると、そうはいきません。
正直に言うと、できない、と言うほうが本当かもしれません。

私が何度も試してきたのは、言葉を先に出すことです。
「あの人、すごいね」「誇らしいね」と、誰かに言ってみる。
最初は、うそっぽく感じます。
それでも続けているうちに、気持ちが、少しずつ言葉に追いついてきました。

「あの人にできるなら、私にもできるかもしれない」
そう思えたとき、悔しさは、前に進む力に変わります。

もうひとつ、覚えておいてほしいことがあります。
悪口を言う人のまわりには、悪口を言う人が集まります。
相手の喜びを素直に受け止める人のまわりには、そういう人が集まります。
悪口ばかりが飛び交う場所からは、少し距離をとってもいいのです。

悪口を言ってしまった自分を、責めすぎなくて大丈夫です。
次に悔しさを感じたとき、それを言葉にする先を、少しだけ変えてみてください。

もし、身近に話せる相手が見つからないときは、私でよければ聞きます。

いきなり声を出すのがしんどい日もあります。文字だけでも大丈夫です。

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