夢も希望もなくなった、と感じる夜があります。
目の前が真っ暗で、何もする気が起きない。
誰かに「前を向こう」と言われても、その言葉は自分のところまで届いてきません。
そんな夜を、責めなくて大丈夫です。
私にも、夢も希望もなくなった日が、何十回もありました。
若い頃は立ち直り方が分からなくて、やけ酒を飲んで、そのまま寝てしまう。
そうやってやり過ごすしかありませんでした。
そんな経験を重ねて、ひとつだけ分かったことがあります。
気持ちがマイナスの状態から、一足飛びに前へは進めません。
沈んでいるときに必要なのは、前を向く力ではなく、いったん気持ちを落ち着かせる時間です。
その時間にやることは、ひとつだけです。
今の状態を受け入れて、気持ちが落ち着くまで待つこと。
何かを変えようとしなくて構いません。
すぐに行動しようとしなくて構いません。
落ち着いてから動き出すほうが、結局は迷わず進めます。
私の場合は、とてもつらい人生を歩んでいる人が出てくる映画やドラマを観ていました。
そういう人たちが前向きに動いている姿を見ているうちに、不思議と自分の気持ちが静まってきます。
気晴らしをするというより、今の自分をそのまま受け入れるための時間でした。
人によって合う方法は違うので、あなたに合うものでかまいません。
気持ちが深く沈んでいるときは、一度に戻そうとしなくても大丈夫です。
何度かに分けて、少しずつ戻していきます。
急がずにいると、変化を怖がる脳も、だまされてくれます。
あまり深くないときなら、自分に合った言葉を自分に唱えてあげるのも、効きます。
そして、動けない自分を責めないでください。
前に進めないのは、弱いからではありません。
気持ちの位置が、少しずれているだけです。
夢も希望もなくなった夜が、今夜は少しだけ、落ち着いた夜になりますように。
もし、身近に話せる相手が見つからないときは、私でよければ聞きます。
いきなり声を出すのがしんどい日もあります。
文字だけでも大丈夫です。
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