私は、全員を同じように扱うことをやめた。 ― 公平に見ることと、同じに扱うことは違う。―

私は、全員を同じように扱うことをやめた。 ― 公平に見ることと、同じに扱うことは違う。―

記事
ビジネス・マーケティング
私は、

多くのスタッフと、

一緒に働いてきました。

その中で、

ときどき、

こんなことを、

言われました。

「○○さんには、

社長は優しい。」

確かに、

私は、

すべてのスタッフに、

まったく同じ接し方を、

していたわけではありません。

でも、

それを、

不公平だとは、

考えていませんでした。

人は、

一人ひとり、

違うからです。

例えば、

同じ二年間、

働いているスタッフが、

二人いたとします。

勤務歴は、

同じです。

でも、

一人は、

とても謙虚。

もう一人は、

自信過剰。

この二人に、

同じ言葉を、

かける必要があるでしょうか。

私は、

ないと思います。

謙虚すぎて、

自分に自信を持てない人には、

「もう少し、

自信を持っていいよ。」

と伝えることがあります。

でも、

自信過剰な人に、

同じことを言えば、

さらに、

自信過剰になるかもしれません。

そんな人には、

言葉で抑えるより、

まず、

やらせてみる。

自分で、

現在地を知ってもらう。

私は、

そんな接し方を、

することもありました。

失敗についても、

同じです。

入ったばかりのスタッフが、

初めての仕事で、

つまずいた。

まだ、

不慣れなだけです。

そんな人に、

「前に教えたでしょ。」

と言えば、

必要以上に、

自信を失わせるかもしれません。

時間と経験で、

できるようになることなら、

やる気を、

失わせない方がいい。

でも、

二年以上働き、

いろいろな経験を、

積んできたスタッフが、

同じように、

立ち止まっている。

その場合は、

「気にしすぎだよ。」

だけでは、

足りないことがあります。

経験してきた人だからこその、

挫折かもしれない。

何か別のことで、

悩んでいるのかもしれない。

同じ失敗。

同じ勤務年数。

同じ役職。

それだけを見て、

同じ対応をすることが、

本当に公平なのでしょうか。

私は、

そうは思いませんでした。

評価についても、

同じでした。

評価シートを、

使っていた時期があります。

評価するときは、

できるだけ、

同じ基準で見ます。

好きだから、

点数を上げる。

嫌いだから、

点数を下げる。

それでは、

評価になりません。

でも、

評価した後に、

本人へ何を伝えるのかは、

同じではありません。

同じ点数でも、

そこへ至った過程が、

違うからです。

最初から、

仕事を覚えるのが早く、

短期間で、

そこまで来た人。

何度も失敗しながら、

時間をかけて、

ようやく、

同じところまで来た人。

数字は同じでも、

必要な言葉は、

同じではありません。

私は、

そこで、

一つの考え方を、

持つようになりました。

基準は、公平にする。

でも、接し方まで、同じにする必要はない。

少し、

誤解されやすいかもしれません。

でも、

これは、

えこひいきではありません。

誰かを、

特別扱いするということでもありません。

人が違うなら、

必要なものも違う。

私は、

そう考えていました。

自信が足りない人には、

自信を渡す。

自信過剰な人には、

経験を渡す。

悩んでいる人には、

話す時間をつくる。

自分で進みたい人には、

任せる。

必要なものが違うのに、

全員へ、

同じものを渡す。

その方が、

不自然なこともあります。

私は、

ラーメン店で、

製麺もしていました。

同じ麺をつくるために、

季節によって、

レシピを変えます。

夏と冬では、

気温も、

湿度も違います。

条件が違うのに、

同じレシピを使えば、

出来上がる麺の方が、

変わってしまいます。

同じにするために、変える。

製麺では、

当たり前だったことです。

そして、

人は、

麺よりも、

ずっと複雑です。

そもそも、

全員を、

同じ結果にする必要すらありません。

店長になりたい人。

接客を、

極めたい人。

自分の店を、

持ちたい人。

今の仕事を、

楽しく続けたい人。

目指す場所まで、

違います。

それなら、

接し方が、

違って当然です。

私は、

「全員を公平に扱う。」

という言葉を、

以前は、

「全員に同じように接する。」

という意味に、

近く捉えていたのかもしれません。

でも、

今は違います。

公平とは、

全員を、

同じにすることではありません。

一人ひとりを、

ちゃんと見ること。

その人が、

今どこにいるのかを見ること。

何を目指しているのかを見ること。

そして、

必要なものが違えば、

違うものを渡すこと。

私は、

それが、

人と向き合うことだと、

考えるようになりました。

もちろん、

基準そのものまで、

人によって変えてはいけないこともあります。

ルール。

評価。

約束。

守るべきものは、

同じです。

でも、

そこへ向かう道まで、

同じである必要はありません。

人は、

一人ひとり違います。

だから、

全員を、

同じように扱うことを、

私はやめました。

その代わり、

できるだけ、

公平に見ることを、

大切にしました。

同じに扱うことと、

公平に向き合うことは、

同じではない。

私は、

そう思っています。

🐾アオ日記

主人は、

みんな同じじゃなくていいと言うにゃ。

その通りにゃ。

人間と、

アオも違うにゃ。

だから、

主人のご飯と、

アオのご飯も違うにゃ。

でも、

主人が食べているものは、

ちょっと気になるにゃ。

公平に、一口ほしいにゃ🤣🐾

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