現役営業事務が語る“Amazonセラーの実務でつまずくポイント「売上数量」「消費税」”

現役営業事務が語る“Amazonセラーの実務でつまずくポイント「売上数量」「消費税」”

記事
ビジネス・マーケティング
セラー業務支援室です。
私は医薬品メーカーで30年間、営業事務として働いています。
またココナラで「Amazonセラーの月次売上管理資料の作成」をお手伝いするサービスを提供しています。
以前の記事で、「Amazonセラーにおける売上数量の確認方法」について、
前回は、「Amazonの支払いレポート」

について解説しました。
今回は、その2つのデータに関して、
経験談を元にした、実務でのポイントをお話ししたいと思います。
「売上は見えているのに、なんか合わない」と感じている方に届ければ、幸いです。

■実務でつまずくポイント“売上数量”“消費税”

Amazonのデータを扱う上で、
「売上数量」と「消費税」は非常に分かりづらいポイントです。

●①全注文レポートの特徴(税込・別途消費税額)

「全注文レポート」では、
商品ごとに消費税込の金額と、
いわゆる“内消費税の金額”が表示されています。
ただし、ここで注意が必要なのは

税率の区別が表示されていないことです。
2026年5月現在、日本では10%と8%の複数税率が存在しますが、
このデータだけではどの税率が適用されているか判別できません

さらに、海外からの購入があった場合は、
その国の税率が適用されると考えられますが、

国ごとの税率情報も一切表示されません。

●②トランザクション明細データの特徴(合算・税抜)

一方、「トランザクション明細データ」では、
注文番号ごとの商品代金が表示されます。

しかしここにも大きな特徴があります。

• 同一注文番号内の商品はすべて合算表示
• 複数種類・複数個の購入でも内訳が分からない
数量の記載がない
• 商品金額は税抜表示

つまり、

“何が・いくつ売れたか”が、このデータ単体では把握できません。

●③キャンセルの影響

実務の感覚として、キャンセルは一定数発生します。
(私の経験では、おおよそ10〜15%程度の印象です)

このキャンセルを除外せずに集計すると、

実際には購入者に届いていない商品まで売上として計上してしまう

というズレが発生します。

●④「注文」と「売上」は別物

ちなみに「ビジネスレポート」に出てくる「注文」という数値も、
注文番号が発行された回数を意味しており、

支払い完了・出荷完了=売上確定ではない

と私は実務上感じています。

■損益資料を作るために

ここまで見ていただいたように、Amazonのデータには、

• 「トランザクション明細データ」では「商品名」「数量」が分からない
• 「全注文レポート」では「税率」が分からない
• Amazonの「注文」という言葉には
「購入された注文」「キャンセルになった注文」が混在されていると思われる。
(全てのデータを検証したわけではありません)
• 税込・税抜が混在している

といった特徴があります。
そのため、

「売れていることは分かるけれど、正しい売上数量や売上金額が把握できない」
という状態に陥りやすくなります。

実務では、この状態のまま損益資料を作成すると、
どこかで数字のズレが発生します。

私は普段、複数のデータを組み合わせながら、
売上数量や消費税の整合性を確認し、
月次の損益資料を作成しています。

まずは、私が実際に使っている、2つのデータの抽出と整理の方法について
手順ベースで動画にしてまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。



また、

• 「やってみたけどうまくいかない」
• 「そもそも時間が取れない」
• 「正確な数字で管理したい」

という方は、
月次の売上管理資料の作成をお手伝いしています。
実務ベースで、
「実際に使える形」まで整えた資料をお渡ししていますので、
ご相談いただければと思います


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