セラー業務支援室です。
私は医薬品メーカーで営業事務として30年間働いてきました。
同じ会社で長く勤めていると、会社の業務には2種類あることに気づきます。
今回のブログでは、「仕事と作業」 について書いてみたいと思います。
■「仕事」と「作業」について
勤め先で私たちが日々行っていることは、大きく分けて「仕事」と「作業」に分類されます。
どちらも“体や頭を使ってやらなければならないことをする”という点では共通しておりますが、
会社の現場ではこの2つを少し違う意味で使い分けているように思います。
• 仕事:個人やチームで考えながら進める業務
• 作業:決められた手順やルールに従い、定期的に行われる業務
■生成AIの登場と変化する役割
生成AIが登場した当初は、「作業」を効率化するためのツールと言われていました。
しかし今やAIは、画像や文章などのクリエイティブ要素のある「簡単な仕事」にまで領域を広げています。
すでにAIに画像作成や文章生成を依頼したことがある方も多いのではないでしょうか。
では、これから先――
どの「仕事」や「作業」をAIが担っていくようになるのか?
■AI時代の「仕事」の未来
先日、2大派遣会社のトップにインタビューした新聞記事を読みました。
「AIの時代に派遣会社は必要なのか?」という問いに対して、
必要である。だからこそAIを使いこなすスキルを研修でつけていく。
と語られていました。
ただ、私自身は少し違った視点も感じています。
AIは日々驚くほどのスピードで進化しており、
人が学ぶスピードより早く“誰でも使える”方向へ進んでいる ように思えるのです。
そしてもうひとつ大きいのは、
使うAIの性能は、導入する企業のコスト感とコンピュータのスペックで大きく変わる という点です。
せっかく高度なAIスキルを身につけても、
配属先では「無料レベルのAIしか使えない」という未来は容易に想像できます
■結局のところ、人が担うべき領域とは?
AIは間違いなく強力なツールですが、
「コンピュータの外の世界」は、人にしか担えません。
• 応対
• 経験
• 判断力
• 責任
• 信頼
応対・経験を積み重ねたからこそ、判断・責任・信頼を伴う仕事ができるようになるのであり、
まずは地道に“作業”や“簡単な仕事”を積み重ねていくことが、
人が仕事をするうえで大事なことだと思うのです。
未来において、人が担う仕事は、
コンピュータの外の世界で、人と向き合う応対などの経験をつむ“作業”を積み重ねていき、
人の信頼を得て、判断・責任を伴う仕事を任されるようになるために精進していくことなのだと感じています。
間違ってもAIに判断・責任を委ねる仕事の仕方をしてはいけないと思う、今日この頃です。