外資転職の相談を受けていると、よく
「Rさんは英語ができたから外資に行けたんですよね?」
と言われることがあります。
でも、私(R)の場合は順番が真逆でした。😂
先にあったのは英語ではなく、「Finance」です。
1. スタートは「英語」ではなく「 Finance」だった
私がFinanceの勉強を始めたのは10代の頃。
そこから経理の実務に入り、外資系企業で働くようになってから、
本格的に英語を使う環境へ入っていきました。
海外HQやAPAC拠点とのやり取り、
Forecast、Reporting、会議、確認事項の調整……。
仕事をしていれば、当然英語が必要になります。
そこで初めて、
「じゃあ、この仕事を回すために英語をもっと使えるようにしよう」
となったわけです。
英語を身につけてから仕事を探したのではなく、
仕事をするために英語を身につけていった。
私自身はずっとこの順番でした。
2. 「英語が話せる人」ではなく「Financeを英語で説明できる人」
採用する側からすると、単に「英語で日常会話ができます」と言われても、「で、その英語を使ってうちで何の業務ができるの?」という話になります。
Financeであれば、
✔ Budget / Forecast
✔ BvA(予算実績差異分析)
✔ CAPEX(設備投資管理)
✔ Management Reporting
こうした専門業務の知識があって初めて、
英語が「強み」として機能し始めます。
求められているのは、流暢な英会話力ではありません。
「Financeの内容(数字の背景や前提)を英語で説明できること」です。
3. 「英語が完璧になってから応募」は順番が逆
「もっと英語力を上げてから外資に応募しよう」と考え、
勉強を続けている人はとても多いです。
でも、外資で必要な英語は、
英会話スクールや教材で習うものとはかなり違います。
「なぜ今月、この費用が跳ね上がったのか?」
「このForecastの前提条件は何なのか?」
「この処理をすると、どこにどう影響するのか?」
こうした実務のやり取りは、
実際に現場に入って使ってみないと身につきません。
「この表現はよく使うな」
「この質問にはこう返せばいいのか」
そうやって実務の中で使っていくからこそ、
使える英語の引き出しが増えていくのです。
だから「完璧になってから応募する」という考え方は、
少し不思議だなと感じてしまいます。
4. 「英語×Finance」ではなく「Financeを英語で拡張する」
この違いは、キャリアを考える上でかなり大きいと思っています。
「英語×Finance」と書くと、英語とFinanceが同じくらい主役に見えます。
でも実際は、あくまでFinanceが頑丈な土台であり、
英語はその土台を世界に広げるためのツールに過ぎません。
今まで日本語だけで完結していた仕事を、APACやGlobal HQへと拡張する。
日本の数字を世界に説明する。
英語の本当の価値は、
自分の専門性の「影響範囲」を広げてくれるところにあります。
そしてこれは、
経理やFinanceに限らず、ITでも、営業でも、
Marketingでも、Legalでも全く同じです。
💡 自分の仕事(専門性)をどこまで広げられるか
20代の頃から、私はずっと「英語はツール」だと思ってきました。
「英語を勉強する」だけで考えるよりも、
「自分はどんな仕事を、英語を使って世界に広げたいのか」
まで引き直して考えること。
「日系企業で積んできた経理の経験」は、
外資の視点で正しく整理し直せば、それだけで強力な土台になります。
「自分のいまの経験は、外資の現場でどう戦略的に見せられるだろう?」
そう感じたら、まずはご自身のキャリアの土台(実務経験)を、
じっくり棚卸しすることから始めてみてくださいね💼✨
「日系企業で経理をしているけれど、外資系企業で働いてみたい」
「外資経理に興味はあるけれど、自分の経験で応募できるのか分からない」
「英語はどのくらい必要?」
「日系経理と外資経理では、実際に何が違う?」
そんな方に向けて、これまでの職歴や経験をもとに、
日系経理から外資経理へ転職するための
方向性・求人選び・応募戦略を整理します。
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