私はこれまで、よく「頼りがいがある」と言われてきました。
でも実はこの言葉、あまり得意ではありませんでした。
一度に色々背負い込んでしまう自分がいて、責任を抱えるのが怖かったから。
だから、頼られないように距離を置くこともあったのです。
…つい昨日まで。
特に母に頼られるのが嫌でした
つい、「親なのに都合良すぎ、ずるい」と感じてしまうため、
母そのものが「ずるい」と感じてしまうわけです
母と話していると、当事者なのにどこか“他人事”のような話し方をすることがあり、
そのたびに私は、出来事の流れや全体像を整理して伝えてきました。
そんな私に対して、今日、母がこんな言葉をくれました。
「ともは頼りがいがあるよ」
「まっすぐだから安心して話せる」
「どんな言い方をしても、ちゃんと受け止めてくれる」
これを聞いたとき、
ただ“まっすぐ過ぎる自分”だと思っていた部分が、
誰かの安心に繋がっていることに、初めて気づきました。
私はこう返しました。
「多方面から色んなことを言われすぎて育つと、
偏らない見方の訓練がされるんだね」
冗談半分で言ったのですが、
母は真剣な顔でうなずいていました。
気づけば私は、この関係を不満に思うより、
「今の形をどう活かしていこうか」
そんなふうに考えるようになっていました。
そして思い出したのが、合氣道の先生の言葉です。
ちーちゃん
「強さは弱さ、弱さは強さ。
そして本当の強さとは……『素直』」
今日はその“素直さ”を、私はちゃんと実践できていたようです。
母がそれを気づかせてくれたことが、少し誇らしく、あたたかく感じました。