第二章 第二話 望まなければ、傷つかずに済む

第二章 第二話 望まなければ、傷つかずに済む

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コラム

第二章 望むことを、あきらめた私

第二話 望まなければ、傷つかずに済む


望みが叶わなくて
悲しい思いをするのなら、
望まなければ、
がっかりしなくてすむ。

望みを聞いてもらえなくて
傷つくのなら、
期待しなければ、
傷つかなくてすむ。


望んで、結局、
心がちくちく痛んで、
心でしくしく悲しむのなら、

最初から、
望まなければいい。


そんなふうに、
自分に言い聞かせていました。


欲しいものがあっても、
会いたい人がいても、
やりたいことがあっても、

望まなければ、
期待しなくてすむ。

期待しなければ、
がっかりしなくてすむ。

がっかりしなければ、
悲しくならなくてすむ。


そうやって、
自分を痛みから守るために
望まないことにしたのでしょう。


でも・・・。

望まないことで、
本当に傷つかずに済んでいたのかな。


欲しいものを、
「欲しくない」と言って。

会いたい気持ちを、
「別に会わなくてもいい」と言って。

本当はやりたいことを、
「そこまでじゃない」と言って。


私は、
悲しみを感じない代わりに、
うれしさも、
受け取らないようにしていたのかもしれません。


今になって、ゆっくり見てみると、
「望まないこと」は、
「望んで傷つくこと」よりも、
もっと、
自分を傷つけていたのではないだろうか。

そんなことを感じます。


あのころは、
気づいていませんでした。
望まないことが、
もっと、自分を悲しませていただなんて。


望んで傷つくより、
最初から望まないほうが安全。

そんなふうにして
自分を守ることで、
精いっぱいだったのです。


心を痛めながらも
自分を守ろうとしてきた。
そのことに気づいたら、

今までの、望むことを
諦めようとしてきた、
そんな自分を責める気持ちが、
少しずつ薄れ始めたのです。



あきらめることにした心は、
そのときのあなたを
守ろうとしたのかもしれません。


あなたは、傷つかないために
あきらめてきた望みがありますか。



🌿最後まで読んでくださり、ありがとうございます🌿

この連載では、
母との関係から始まった心の旅を、
少しずつ綴っています。

もしかしたら、
あなたの心にも重なる景色があるかもしれません。

これからも、一緒にゆっくり歩いていけたら嬉しいです。

そして、もし誰かと一緒に心を整理したくなった日には、
その続きを、安心して話しに来てください。



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