第一章 第六話 私が母に、本当に望んでいたこと

第一章 第六話 私が母に、本当に望んでいたこと

記事
コラム

第一章 すべては、母との関係から始まっていた

第六話 私が母に、本当に望んでいたこと



私は、何が欲しかったのだろう。

お金?

評価?

認められること?

ずっと、わからないまま
探り続けてきたような気がします。


もっと頑張れば。

もっと結果を出せば。

もっと正しくいれば。

いつか私は、
大切にしてもらえる。


そんなふうに、
どこかで思っていたのかもしれません。


だから、
母とのことを書き始めたときも、

「母に利害抜きで
 愛されていたのか?」

と、見たくない、
見るのも怖いと感じながら
答えを探していました。


怒りをたどって。

悲しみをたどって。

寂しさをたどって。

何度も同じところを
行ったり来たりしながら。


すると、あるとき。


あれ?

私が本当に欲しかったのは、
お金でも、
評価でも、
正しさでもないような。


ただ、

「あなたの気持ちを聞かせて」

そう言ってほしかった。


怒っていても。

悲しんでいても。

わがままに見えても。


否定せずに、

「そうだったんだね」

と、そっと包み込んで受け止めてほしかったんだ、
きっと。


私は、
自分の気持ちをわかってもらうために、
一生懸命、何かを説明してきたのだと
思います。

母に否定されないように、
見捨てられないように、
加減をはかりながら、

私の正しさを
証明しようとしてきたのだと
思います。


わかってもらおうとして。
認めてほしくて。
「そうだね」と寄り添ってほしくて。


本当は、
私の存在を証明しなくても、

「あなたの気持ちを聞かせて」

と、受け止めてもらいたかった。



そんな気づきが、
最近になって少しずつ
見えてきました。

気づいてみれば、
そんな
アニメのような世界は、
我が家のどこにも無かったこと。

そこにも
気づいてしまいます。


まだ、全部がつながったわけではありません。

いろんなことが見えて、
傷つきたくないけれど、
これからも
心の奥をたどっていく気がします。


自分の中の
「私の気持ちを聞いてほしかった」

を、自分の手で
そっと包み込みながら。

「あなたの気持ちは、証明しなくたって、
 ただただ、聞いてもらっていい」

あなたが本当はずっと、
誰かに聞いてほしかった言葉は、
どんなことばですか。



🌿最後まで読んでくださり、ありがとうございます🌿

この連載では、
母との関係から始まった心の旅を、
少しずつ綴っています。

もしかしたら、
あなたの心にも重なる景色があるかもしれません。

これからも、一緒にゆっくり歩いていけたら嬉しいです。

そして、もし誰かと一緒に心を整理したくなった日には、
その続きを、安心して話しに来てください。


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