第一章 第二話 愛を受け取れなかった?

第一章 第二話 愛を受け取れなかった?

記事
コラム
第一章 すべては、母との関係から始まっていた
第二話 愛を受け取れなかった?

「私は、母に愛されなかった。」

長いあいだ、
私はそう思っていました。

だから、
苦しかった理由も、
生きづらさも、
全部そこにつながっている気がしていたのです。

でも、母とのことを何度も振り返るうちに、
心に、小さな問いが生まれました。

「あれ?」

本当に、愛は一度もなかったのだろうか。

そう思ったのです。

もちろん、
寂しかったこともあります。

悲しかったことも、
忘れられない言葉もあります。


ただ、
あの頃の私は、
安心して愛を受け取れるほど、
心に余裕がなかったのかもしれない。

寂しさや不安でいっぱいの心は、
差し出されたぬくもりにも、
気づけなくなることがある。

そんなふうにも思うようになりました。


愛されたかった。

もっと見てほしかった。

その願いは、
あまりにも切実で。

差し出されていた小さなぬくもりにも、
気づけなかったのかもしれません。


もしそうだったとしても、
あの頃の私が悪かったわけではありません。

受け取りたくても、
受け取れないほど、
心は寂しさでいっぱいだったのでしょう。

今も、
答えはまだわかりません。

母に愛があったのか。

私が受け取れなかったのか。

きっと、そのどちらか一つではないのでしょう。


だから私は、
急いで結論を出さずに、
もう少しだけ、
あの頃の私の心を見つめてみたいと思っています。


心は、受け取る準備ができた分だけ、
少しずつ見える景色を変えていくと感じています。


私は、まだこの続きを歩いています。

あなたが「なかった」と思っているものの中に、
今だから見えてくるぬくもりはありますか。


🌿最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

この連載では、
母との関係から始まった心の旅を、
少しずつ綴っています。

もしかしたら、
あなたの心にも重なる景色があるかもしれません。

これからも、一緒にゆっくり歩いていけたら嬉しいです。

そして、もし誰かと一緒に心を整理したくなった日には、
その続きを、安心して話しに来てください。


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