12月に入って、街はすっかりクリスマスムードになりました。
もうサンタさんを待つ年齢ではないのに、なぜでしょう…この季節になると、心がほっこりして少しワクワクします。
私のクリスマスの思い出といえば、まずはクリスマスケーキ。
我が家は毎年、バタークリームのケーキでした。でも、子どもの私はどうしても苦手で…。
正直、シュークリームのほうがずっと好きだった記憶があります。
そんなある年のクリスマス。
「今年こそサンタさんがリカちゃん人形を持ってきてくれる!」
そう信じて、お手紙まで書いて楽しみにしていました。
そして迎えたクリスマスの朝。
枕元には、ものすごく“立体的な”大きな紙袋が…。
まさか…リカちゃん人形だけじゃなく、リカちゃんの家まで!?
期待に胸をふくらませながら包装紙を開けてみると──。
明らかにゴツい。しかも、重い。
そっと開けると…そこには
「源義経」「キュリー夫人」「ナイチンゲール」「エジソン」「徳川家康」「豊臣秀吉」「織田信長」「ヘレン・ケラー」「ライト兄弟」「卑弥呼」
偉人伝10冊がずらり。
泣きました。
だって、リカちゃん人形が源義経に変わっていたんですから。
サンタさん(=父)は司馬遼太郎が大好き。
歴史大好きサンタさんは、娘にも“その道”を歩ませたかったのでしょう…。
2〜3日はその本を放置していました。
でも、冬休みど真ん中。することがなく、なんとなく「卑弥呼」を手に取りました。
すると、これが意外にもおもしろい。
小学校の図書室にあるような読みやすい伝記で、スルスル読めてしまいます。
そこからは一気に読書の日々。宿題そっちのけで、サンタさんのプレゼントに没頭しました。
結果、父の思惑どおり(!?)、私は歴史の世界にどっぷり。
今では、歴史の本を片手に、父と語りながらお酒を飲むようになりました。
ちなみに、年子の弟には「ライディーンの超合金」が届いていました。
そしてそのライディーンは、のちに“血まみれライディーン事件”を巻き起こすことになります…。
このお話は、またいつかのお楽しみに。