気づけば私は、子どものいいところではなく、悪いところや出来ていないところばかり見ていました。
「なんで出来ないの?」
「何回同じことを言わせるの?」
「早くして!」
毎日同じことを言っては、イライラしていました。
でも、ある時ふと思ったんです。
もしかしたら子ども達も、
「また言ってるよ」
「何回も同じこと言って飽きないのかな?」
と、私と同じような気持ちだったのかもしれない、と。
そんな時、ふとこんな疑問が浮かびました。
「そういえば、私は子ども達の出来ていることを褒めていただろうか?」
「出来ていないことばかり伝えていなかっただろうか?」
それから私は、子ども達の出来ていないことを見つけても、以前のようにワーワー言うのをやめました。
まずは自分が落ち着いて、
「これはどうしたらいいと思う?」
「次はどうする?」
と聞くようにしたのです。
そして、出来た時にはしっかり褒めることを意識しました。
すると驚いたことに、私が落ち着くと、子ども達も落ち着くようになったのです。
今思えば、子ども達はまるで鏡のような存在でした。
子ども達は、私に「どう伝えたらお互いが楽になるのか」を教えてくれていたのかもしれません。
子どもを育てているつもりだったけれど、本当は私の方が子ども達からたくさんのことを教わり、育てられていたのだと思います。
子どもの成長を感じる時。
それは、子どもが何かを出来るようになった時だけではなく、
子どもを通して、私自身の成長に気づいた時でもあるのかもしれません