【この記事から得られること】
創業者が最初に直面する孤独と不安。その本質と、行政書士開業予定者としての私がそこに寄り添いたい理由をここに記しました。
「経理の人が、なぜ行政書士に?」
「なぜ“つなぐ”なんて名前を、事務所に?」
最近、自己紹介をするたびに、そんな質問を受けることが増えました。
けれど、私はこの問いを聞くたびに少し嬉しくなります。
なぜなら、“その問い”こそが、私の開業の原点だからです。
■ 私が見てきた現場と悩み
これまで、私は20年以上にわたって会社員として経理と法務を兼務してきました。
また、転職を通じて法律事務所や司法書士事務所でも経験を重ね、
中小企業や個人の法律トラブル、資金繰りの問題、そしてその裏にある人生の岐路に立ち会ってきました。
私が行ってきたのは、決算、会計、契約書、社内ルール整備、トラブル対応。
いわば、“会社の背骨”を支える仕事です。
けれど、どれだけ数字や制度を整えても、現場に身を置く中で痛感したのは――
**経営者も社員も、悩みを抱えるといつの間にか「孤立してしまう」**という現実でした。
ルールでは人の気持ちは動かせない。
数字だけでは、経営者の不安は拭えない。
だからこそ、経営の支援とは「人と人のつながり」を支えることだと気づいたのです。
■ 私自身もまた、立ち止まったひとりだった
実は、私自身もまた、仕事との向き合い方に悩み、体調を崩した経験があります。
双極性障害という特性を抱えながら働く中で、
“働くこと=社会とつながること”の重さを、身をもって感じました。
孤独とプレッシャーの中で、自分の存在意義を見失いかけた時期もありました。
でも、その経験があったからこそ、
「制度と人」「数字と気持ち」その両方に寄り添える支援者になりたいと思うようになりました。
■ 専門家である前に、“伴走者”でありたい
私は今、茨城県守谷市に住んでいて、隣の取手市で「つなぎの杜オフィス 白川啓介行政書士事務所」を開業準備中です。
行政書士として独立することは、専門家としてのスタートライン。
でも私にとって、それ以上に大切なのは、“伴走者”として経営者を支えることです。
·小さな事業者の不安に耳を傾けること
·地域で自分らしく働きたい人を支えること
·経営のはじまり(創業)と終わり(事業承継・清算)を、寄り添って見届けること
このすべてを「つなぐ」という言葉に込めました。
私が目指すのは、数字と制度の間にある“人の心”を支える行政書士です。
地域の経営者や起業家にとって、頼れる壁打ち相手でありたい。
それが、私が茨城・守谷・取手という地域で事務所を立ち上げる理由です。
■ もしあなたが悩んでいたら
もし今、あなたが「誰に相談していいか分からない」と感じているなら、
私はその“最初の相談相手”になりたいと思っています。
経営の悩みは、経理や法務の数字の裏に隠れています。
けれど、少し視点を変えるだけで、見える景色が変わることもある。
制度の話だけでなく、気持ちの話もできる行政書士として、
地域に根ざした“杜”のような安心の場を育てていきたいと思います。
■ 次回予告
次回は、「経理経験から見えてきた“お金の不安”との付き合い方」について書いてみたいと思います。
創業期に直面する“資金繰りの壁”をどう越えるか、現場の実例も交えてお伝えします。