職業生活を豊かなものとするためのはじめの一歩は、自己理解を成熟させることが不可欠です。自己理解を深めるのを手助けしてくれるツールはいくつもありますが、適当に選んで良いわけではありません。
多くの方は何らかの会社や組織に”雇用される者”として、仕事に就くのではないでしょうか。とするならば、会社や組織の構成員の一人として働く上で大切にする必要があるのは何か、を紐解き、向き合うことが大切です。
米国の心理学者エドガー・H・シャイン(1928年 - 2023年1月)が、組織内キャリアを形成するための職業的自我を8つの切り口で表現した概念が、キャリア・アンカー理論です。※自我とは、要するに「私はこういう人間って自覚できる自分」ということ。
自己の経験、スキル、成長、直面するライフステージ、環境変化の影響などが複雑に入り交じって形成される価値観を示すもの。職業生活での拠り所になるものとされています。
ここで注目して欲しいのは、キャリア・アンカーとは組織内キャリア形成のための理論であるということです。要するに起業したり、フリーランスで働くことを選択したのならば、キャリア・アンカーはあまり気にしなくてよし、ということです。
私たちが仕事をする上で、悩んだり、迷ったり、不安を感じやすいのは、雇用される立場で仕事をしているという前提を無視することができないから。
このことを踏まえて自己のキャリア・アンカーを認知し、これから自分が身を置く環境に適応していくためには、自己概念をどのように発達させながら折り合いをつけるべきかを考える羅針盤として活用します。
また従来のキャリア・アンカーに関する考え方は、ゆずれないものとして扱い職業選択に活かすことが大切であると言われていましたが、今は違います。
アップデートされたキャリア・アンカー理論では、環境に適応していくためにキャリア・アンカーをどのように発達させていく必要があるのかを定め、能力開発や自己啓発に取り込んでいくことが大切であるとされています。
私が行うキャリアコンサルティングでは、最新のキャリア・アンカー理論を
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皆様のより良いキャリア形成をお手伝いできますと幸いです。