数あるブログの中から、お読みいただきありがとうございます。
はじめまして。現役保育士のARTです。
保育士として歩み始めて、15年の歳月が流れました。その間、目の前で繰り広げられる子どもたちの姿は、どれ一つとして同じものはなく、すべてがかけがえのない宝物です。言葉にならないほどの感動や、胸が熱くなるような成長の瞬間に、毎日出会うことができる。この「保育」という仕事の醍醐味を、私は心から楽しんできました。
主任保育士という役割も経験し、より広い視野で保育を見つめる機会も得ました。後輩の指導にあたる中で、多くの保育士が子どもたち一人ひとりに深い愛情を注ぎ、素晴らしい実践を積み重ねていることを改めて実感する日々でした。子どもたちの気持ちに寄り添い、その育ちを丁寧に見守る力は、本当に見事なものばかりです。
しかし、その一方で、多くの素晴らしい保育士たちが、共通のある壁に突き当たっていることにも気づかされました。
それは、「伝える」ということです。
日々の連絡帳や、成長の記録である児童票、園での様子をお知らせするおたより。私たちは、子どもの姿を保護者に、そして職員同士で「言葉」や「文章」にして伝える場面に数多く直面します。
あんなに感動した子どもの成長の瞬間を、どう書けばいきいきと伝わるだろう。少し心配な出来事があった時、保護者の不安を煽らずに、でも正直に伝えるにはどんな言葉を選べばいいのだろう。
毎日たくさんの子どもたちの姿を見ている中で、限られた時間で的確にその子の「今」を記録するにはどうしたら。子どもと向き合うことには自信があっても、それを文章にするとなると、途端にペンが止まってしまう。そんな保育士のつまずきを、何度も目にしてきました。素晴らしい保育実践が、その「伝える」という部分でつまずくことで、保護者に十分に伝わりきらなかったり、職員間で共有されなかったりするのは、あまりにもったいないことです。
保育士の仕事は、子どもたちの命を預かり、育ちを支える専門職です。そして、その専門性の一部は、子どもたちの姿を的確に捉え、記録し、分かりやすく伝える力にあると私は考えています。私自身、15年の経験の中で、文章で伝えることの難しさと大切さを痛感し、試行錯誤を重ねてきました。
だからこそ、今、思うのです。
私があの時感じた感動を、子どもの姿を、どうにかして言葉にしようともがいた経験が、今まさに同じように悩んでいる誰かの役に立つかもしれない。主任保育士として、たくさんの保育士の記録に目を通し、一緒に言葉を紡いできた経験が、誰かの「書きたいけど書けない」を「こう書けばいいんだ!」に変える手伝いになるかもしれない、と。
子どもたちのかけがえのない姿。それを心から楽しめる保育という素晴らしい仕事。 そして、その保育の現場で、多くの仲間がつまずく「伝える」という壁。これからは、私の15年間の経験を、この「文章で伝える」というテーマに絞って、発信していきたいと考えています。具体的な書き方のヒントや、視点の持ち方、言葉の選び方など、現場ですぐに活かせるような形で、皆さんの「伝える」を応援していきたいのです。
この想いが、今まさに奮闘している保育士のあなたに届くことを、心から願っています。あの子どもたちの輝く「今」を、喜びをもって伝えられる仲間が、一人でも増えることを信じています。
保育士として、そして一人の言葉を大切にしたい人として、私が見てきた“伝える言葉の力”を、これからも紡いでいきたいと思っています。
微力ながらも、発信していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします!!!
ART