はじめに
私はこれまで、地域の母子保健や支援現場などで、たくさんの方の「声にならない想い」を聴いてきました。
そこで強く感じたのは、「自罰感(=自分で自分を罰する感覚)」や「自責感」が、人をどれほど深く苦しめるかということです。
だから私は、自分責めをやめました。
自分を責めることが、どれほど心身に悪影響を与えるのかを、身をもって知ったからです。
自己肯定感が低いままでも、「自分責めをやめる」ことはできる
「自己肯定感が低いと、何も始められない」──そう思っていませんか?
でも、自己肯定感は無理に高めなくてもいいんです。
私は「まずは、自分責めを手放すこと」から始めてみるのをおすすめしています。
なぜなら、自分を責める思考に囚われていると、どんなに小さな成功も否定してしまうから。
「こんなの誰でもできる」「自分はまだまだ」──そんなふうに、せっかくの努力を自ら打ち消してしまうのです。
「自分に優しくする」が難しいあなたへ
「自分に優しくしよう」と言われても、どうしたらいいのか分からない人も多いのではないでしょうか。
それもそのはず。ずっと頑張ってきた人にとって、「優しさ」や「休むこと」はむしろ不安の種になることもあります。
・もっとできる自分じゃなきゃ
・休んだら置いていかれそう
・人に甘えてはいけない
そんな思考のクセが、自分を縛り続けているのかもしれません。
でも、自分に優しくできるようになるには、いきなり大きく変わる必要はありません。
少しずつ、思考のクセを知り、「これは本当に自分の声かな?」と問い直してみること。
それだけでも、変化の第一歩になります。
「生きるって、ただでさえ大変」
私は、生きること自体がすでに大変だと感じています。
地震や異常気象、身近な人間関係、仕事や育児、病気や怪我──
どれも自分の力ではどうにもできないことばかり。
だからこそ、せめて「自分だけは自分の味方でいる」ことを大切にしたいと思っています。
おわりに
自分を責めるクセは、長年の習慣でできているものです。
いきなりやめることはできなくても、「気づく」だけで、少し心が軽くなる瞬間もあります。
「私は、私のままでいい」
そう感じられる日が、あなたにも訪れますように。