【阪田和典】案件が来ない日の過ごし方

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ビジネス・マーケティング
フリーランスになって最初の頃、まったく案件が来ない日があった。メールもチャットも静まり返っていて、通知がひとつも鳴らない。気づけば無意味にブラウザのタブを開いて閉じて、スマホをいじって、SNSをスクロールしてはため息。あの日は「自分の価値って何だっけ」と、問い詰められているような気持ちだった。

でもあるとき、そういう日こそマーケターとして一番大事な種まきの時間じゃないかと思った。普段クライアントワークで全力を出していると、どうしても「自分自身の棚卸し」を後回しにしがちになる。だから私は、案件ゼロの日にやることを決めた。自分の発信を「自分でクライアントになる」つもりで組み立てるのだ。

仮に、私が自分をクライアントとして請け負うとしたらどうするか。SNS設計、強みの再確認、ペルソナ分析、サービスの打ち出し方。過去の実績をまとめてストーリー化する。自分の投稿をデータで見返し、何が響いて何が響いていないか分析する。誰のために何を提供できるかを言語化して、自分の売り場を整える。

ココナラを使っている人は、サービスを出してから「待つ時間」があると思う。でもその“静かな時間”を、広告やSEOだけじゃなく「自分を編集する時間」にできたら、次の売上はただの偶然じゃなくて、自分で作った結果になる。

案件が来ない日が不安なのは、自分の時間の価値が見えなくなるから。でもマーケティングって、目に見える反応の裏側にこそ価値がある仕事だ。静けさは無価値じゃない。何も起きていないように見える日が、次の大きな成果を準備している。そう思えるようになってから、私は通知のない日も少しだけ楽しめるようになった。

自分が動いていないときでも、自分の言葉や考えはネット上でずっと動き続けている。その事実に気づけるかどうかが、次の仕事に繋がるかどうかの分かれ道になる気がしている。
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