「夏は売れない」と、マーケ界隈でよく耳にします。
確かに、ユーザーの動きが読みにくい季節。BtoCサービスはバカンスモード、BtoBの決裁者は長期休暇に入ったりで、数字がブレやすくなります。
でも最近、僕の中でちょっとした“夏の気づき”がありました。
それは、「数字がブレる=本音が出る季節かもしれない」という発見です。
普段、SNS広告やSEO施策で得られるデータは、季節要因やキャンペーンによって大きく影響を受けます。たとえば「春の新生活キャンペーン」でバズった投稿は、果たしてコンテンツの質による成果だったのか、時期的な需要によるものだったのか、判別が難しいことも。
でも、真夏のこの時期は違います。
ユーザーの動きが鈍くなり、コンバージョンも控えめになる中で、それでも反応がある施策は「本当に価値がある」と言えるのです。
言い換えれば、夏は“マーケティングの定点観測”に最適な時期なんです。
派手な成果は出づらいかもしれない。でも、だからこそ見える“素の反応”があります。
実際、あるクライアントで試したのは、広告を一切使わず、コンテンツの質だけで勝負するSEO記事のテスト運用。結果は…正直に言えば、数字は微妙(笑)。
でもその中で読了率が高かった記事や、滞在時間が長かったページには、「秋に本格的に打ち出すべきテーマ」が明確に見えてきました。
さらにSNSでも、反応数は落ちたけど、保存数やDMの質が上がった。
表面的なバズではなく、「刺さった人」にだけちゃんと届いている感覚。これって、ブランド作りにおいてすごく大事なことなんですよね。
フリーランスとして独立してからは、季節の動きや数字の変化にも敏感になりました。
でも、焦って無理に数字を上げようとするよりも、夏の静けさの中で「本当に必要とされている価値」を見極めることの方が、長期的にはずっと効く。
これはフリーで動いてるからこそ実感できる、“感度の話”かもしれません。
というわけで、夏のマーケは「数字を追いかけすぎない」勇気も必要です。
むしろこの時期こそ、マーケターとしてのセンサーを研ぎ澄ませるチャンスかも。
さあ、今日もじっとりと静かに、でも鋭く。夏のユーザーの“素の動き”を見つめています。