黒猫がみていた〜タロットカードの世界〜 カップの2
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占い
タロットカードの中には、
一枚だけ黒猫の姿が描かれているカードがあります。
「ワンドのクイーン」ー
足元に黒猫を従えた、情熱と直感を司る女王のカードです。
このシリーズでは、その黒猫が
タロットの世界をふらふらとさまよい旅する様子を、
物語とともに、そして霊視とともに描いていきます。
描かれた絵の意味だけでなく、
その奥にある気配や感情を、猫とともにたどっていきます。
カップの2 魂が静かに触れ合うとき
言葉のいらない交換、心が静かに触れ合うとき
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風の通る道を越えた先に、
あの白猫がいた。
互いの姿を見つけた瞬間、
言葉も音もいらなかった。
そのすぐ上では、人間たちがふたつのカップを交換している。
互いに差し出すのは、形のある器。
けれど見つめているのは、その中にある「なにか」。
白と黒。
違うけれど、どちらも穏やかにそこにいた。
ただ、それだけでよかった。
カード解釈:カップの2が伝えること⸻
【カップの2】は「関係性」のカードです。
恋愛における出会いや結びつき、
仕事や友情における“信頼の交換”も表します。
けれど、私はこのカードを
「感情そのものを差し出す勇気」の象徴だと感じています。
相手に気持ちを伝えるとき、
人は少しだけ不安になります。
自分の中の大切な何かを、
相手の手のひらに乗せるようなものだからです。
けれど、その勇気があって初めて
“通じ合う”という奇跡が生まれます。
このカードが出たとき、私は視ます。
「いま、この人は誰と、何を分かち合おうとしているのか」を。
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黒猫は、そっと白猫に鼻を寄せた。
互いの存在を確かめるように。
その瞬間、空気がやさしく揺れた。
ただそれだけで、すべてが通じ合っていた。
黒猫がみていた第1話はこちらです。まだの方はぜひ読んでみてください。
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