仮面ライダー555 ファイズフォン の修理依頼を受けました。
仮面ライダー555 は2003年1月~2004年1月に放送された、日曜朝の特撮テレビドラマです。テレビの中で出てくる武器の玩具になりますが、発売時期が放送期間中と考えると、約22年前の物となります。
状態確認と分解
こちらの玩具ですが、電池を入れても動かないということでした。
実際に電池を入れても動かなかったので、分解して原因を特定していきます。
本体は上部と下部に分かれています。まずは下部を分解して、そこに修理が必要な箇所があるか見ていきます。
下部については、裏側に固定しているネジがあるので、全て取り外していきます。簡単に取り外せますが、分離するときは配線に注意してください。
赤丸は黒の短いネジ(2本)。青丸は白の短いネジ(1本)。緑丸は白の長いネジ(1本)。
修理箇所の特定
裏蓋を開けるとこんな感じです。
電池ボックスからの配線に注意して開けていきます。
裏蓋を開けた瞬間に、動かない原因が一発で分かりました。
メイン基板と、上部にある基板を繋ぐ配線が断線しているため、動作していないことが分かりました。
断線部分の拡大写真です。
写真の通り、完全に断線しています。
非常に線が細く、さらにこのすぐ上に頻繁に可動させる部分があり、その中にこの細い線が通っているので、負荷が非常にかかるので、そもそも脆弱な場所なのでしょう。
断線しているケーブルが複数本あり、正しい接続箇所はどこなのか・・・。
この状態だけでは判別できません。
ですので、このケーブルが伸びている先にある上部の基板をチェックしないといけません。
上部のパーツの分解を行います。
4ヵ所のネジを外します。
開けると、下の写真のような基板の配置と配線になっています。
すでにネジを外したあとですが、1ヵ所ネジで固定されています。
ネジを外すと基板も外れますので、基板の裏側のチェックをしていきます。
必要であれば、基板の下にあるスピーカも外して作業を行ってください。
スピーカはネジ2ヵ所で固定されているだけです。
ちなみに、基板に取り付けられているLEDやスピーカは次の通りになります。
基板チェックと配線場所の特定
基板の配線については次の通りになっていました。
※色については曖昧な部分もありますので、参考程度に見てください。
・メインとなる電源線VDDは赤色の線
・スピーカに信号を送るSPは黄緑色の線
・LED1,2に信号を送る線は橙と緑がらせん状になっている線
・LED3,4に信号を送る線は青と緑がらせん状になっている線
・LED5に信号を送る線は橙色の線
これで配線が分かりました。
接続すべき場所と線の色を間違えないように確認し、メイン基板で断線していた場所のはんだ付け作業を行っていきます。
レジンによる保護
はんだ作業が終われば、動作確認をして配線に問題ないかチェックします。
LEDが光ったり、音が鳴ればOK。
ただ、修理した箇所の線は非常に細いため、再び断線の恐れがあります。
少しでも断線しないよう、レジンにて硬化を施しました。
百均にもレジン液やUVライトが売ってますので、手軽に出来ます。
各パーツを組み直していきます。
動作確認を行い、問題なければこれにて修理完了になります!